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【全日本総合2020】「最後に我慢できず、攻め急いでしまった」(奈良岡)24日/選手コメント-7

12月24日に開催された第74回全日本総合選手権(東京・町田市立総合体育館)3日目は5種目の2回戦が行なわれた。ここでは、男子シングルスを戦った選手たちの試合後のコメントを紹介する。

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奈良岡功大
(IMG)

2回戦結果:下農走(トナミ運輸)に1-2で敗戦

自分のいいところを全然出せなかったです。相手にすごく研究されていて、球が読まれていたり、決められたりすることが多かった。相手はスマッシュがいい選手。去年は(相手が)ミスしていたところが、(今回は)ギリギリに入ってきたので対応しきれなかったです。自分が最後に我慢できず、攻め急いでしまったのも反省点。悔しさが大きいです。

この一年は、自分を追い込んでトレーニングを積んできました。そこは間違えていないと思うので、この負けを引きずらず、また代表に入れたら、大会でいい成績を出せるように頑張っていきたいです。

田中湧士
(日本大)

2回戦結果:坂井一将(金沢学院クラブ)に2-1で勝利

挑戦者なので、気持ちの面で自分が有利と思って、思いきりやろうと思っていました。2ゲーム目は消極的なプレーもあったし、内容的にはあまりよくはなかったのですが、勝てて一安心しました。去年2回戦で負けていた相手だったので、どうしても勝ちたい気持ちがあり、そこはよかったです。

今回の総合では、ここまで勝たないと来年ナショナルチームでやれないというプレッシャーも感じながらやっていました。ベスト4をねらって、1年間やってきたことを思いきり出したいです。

坂井一将
(金沢学院クラブ)

2回戦結果:田中湧士(日本大)に1-2で敗戦

今日は飛ぶ羽根で、アウトを怖がってロブが甘くなったりして、最初からスマッシュで抜かれてしまいました。2ゲーム目は低い展開を入れて、後ろをあまり使わずに逃げ切れました。でも、ファイナルゲームは1-7から9-11までいけたけど、後半にスピードを上げられたところで対応しきれなかったです。

田中選手とは去年の総合以来で、1年ぶりの対戦。前回は自分が勝ちましたが、今回は(田中選手が)下から打つ球がうまくなっていると感じました。動くスピードが速くて、しっかり足を入れて打っているので、前なのか後ろなのか読みづらい。ワンテンポ自分が遅れていた感じがあります。

総合は去年ベスト4。連続で準々決勝以上は入っていましたし、今回も虎視眈々とベスト4入りをねらっていたのですが…。ナショナルにいた時と比べれば練習量は半分以下。自分なりに練習してきましたけど…こうやって落ちていくんだなあ…と、ちょっと感じますね。もう一回、またここから頑張ろうと思います。

五十嵐優
(日本ユニシス)

2回戦結果:嶺岸洸(法政大)に0-2で敗戦

(試合を振り返って)…申し訳ないです。日本ユニシスの看板を背負っているので…情けないです。試合の入り方はよかったのですが、中盤に追い上げられてからのプレーがよくなかった。自分のプレーをまったく出せずに終わってしまいました。これを言ってしまうと言い訳になるのですが、コンディションが万全ではない部分もありました。でも、もっと、試合の中でやれることがあった。本当に…不甲斐ないという気持ちです。今後については、今は考えられないです。

小本翔太
(日立情報通信エンジニアリング)

2回戦結果:西本拳太(岐阜県協会)に0-2で敗戦

西本選手には3年連続で当たっているんです。その壁を打ち破りたい気持ちも、B代表に戻りたい気持ちもすごく強かったので、悔しい気持ちでいっぱいです。

西本選手は全体的にタッチが速くて、ロブもスマッシュも精度が高い。その中で、今日は自分の上げる球がすべてよくなくて、いつもならもっとねばれるところで決められてしまった。それでも、前でプレッシャーをかけられるように意識したのですが…勝ちに結びつけることができなかったです。

今年はコロナだけでなくケガもあって、左ヒザを5月に手術。9月に練習に復帰したのですが、リハビリ期間中、いろいろ考えるところもあって…。こういう年だったからこそ、より勝ちたかったですし、チーム内での競争も激しい。ここで結果を出したかったです。シングルスの同期は、猪熊(心太朗)と牧野(桂大)と自分を含めて3人。初戦で猪熊に勝てたのはよかったのですが、まだまだ足りないところがたくさんある。自分がチームのエースだと言ってもらえるように、“エースにならないといけない”という気持ちで、これからも頑張っていきたいです。

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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