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【全日本総合2020】桃田賢斗、常山幹太らシード選手が順当に2回戦に進出!<2日目ダイジェスト-2>

12月23日に開催された第74回全日本総合(東京・町田市立総合体育館)2日目は、男子シングルス、女子シングルス、混合ダブルスの3種目1回戦が行なわれた。前日の男子・女子ダブルスに引き続き、大会2日目もシード選手らが順当に勝利を飾るなど、好スタートを切っている。ここでは、男子シングルスのダイジェストを紹介する。

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【男子シングルス】

今年1月の交通事故からの復帰戦。第1シードの桃田賢斗(NTT東日本/上写真)は、高校2年生の森口航士朗(埼玉栄高)の挑戦を受けた。

自分と相手を試すように、試合序盤はフォアからストレートにしっかり打つのが桃田の特徴。会場の風もつかみながら、徐々にギアを上げていく。折り返しの11−3まで、わずか8分。長いラリーをきっちり奪い、勝負どころでは世界レベルのスマッシュやカットを突き刺す。21−12で第1ゲームを奪うと、第2ゲームも危なげなく試合を運び、21−14で勝利を収めた。「緊張からミスが出ることがありましたが、動きやシャトルの感覚はよかった。ミスの多いところを修正して、明日また臨めればいいかなと思います」(桃田)

敗れたものの、世界王者から12本、14本を奪った森口。果敢にクロススマッシュを打ってノータッチエースを決め、クロスショットを読まれてストレートをねらわれる展開が続くと、ストレート主体のラリーに切り替える。高校生ながら、世界王者を相手に強気と柔軟性を披露したのは見事だった。

第2シードの常山幹太(トナミ運輸/上写真)は、高校3年生の花田彬(八代東高)と対戦。上下とも黄色のウェアの2人の対決は、日本A代表の常山がストレート勝ち。ショットを正確に打ち分け、果敢に挑んでくる花田を11本、11本に抑えた。24日の2回戦は、ファイナルゲーム76分の激闘を制して勝ち上がった兄・明良(三菱自動車京都)との兄弟対決だ。

高校卒1年目の日本B代表、奈良岡功大(IMG/上写真)は、高校2年生の武井凜生(ふたば未来学園高)と対戦。第1ゲームは序盤から6−0とリードを奪い、16本で先取。素早くキレのある動きを見せる武井に対し、奈良岡はゆったりとした大きなストロークで対応。第2ゲームも武井を11本に抑え、貫禄のストレート勝利を収めた。2回戦の相手は同じB代表の下農走(トナミ運輸)。昨年も2回戦でぶつかり、奈良岡が2−0で勝っている。今年はどんな戦いになるか、互いの成長に注目したい。

このほか、第3シードの西本拳太(岐阜県協会)も大学生を2-0で破って初戦を突破。第4シードの五十嵐優は、NTT東日本の小本大佑に第1ゲームを失いながらも、逆転勝ちで2回戦にコマを進めている。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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