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【全日本総合2020】「これまでの会場とは違う、独特な雰囲気でした」(永原)22日/選手コメント-5

12月22日に開催された第74回全日本総合選手権(東京・町田市立総合体育館)初日は、男子ダブルス、女子ダブルスの2種目が実施された。ここでは、女子ダブルスを戦った選手たちの試合後のコメントを紹介する。

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【選手コメント】

松本麻佑(右)/永原和可那
(北都銀行)

1回戦結果:野村このみ/宇都宮茉佑(琴丘高教職員/園田学園女子大教職員)に2-0で勝利

永原 (無観客での試合について)これまで戦ってきた会場とは違う、独特な雰囲気でした。1回戦を戦ってみても、いつもの感じとはちょっと違いましたが、応援してくださる人の顔を思い浮かべて、それをしっかりと力に変えていけたらと思いながら試合をしました。こういう状況でも、試合が開催できたのはありがたいことなので、この大会を大事にしていきたいなと思います。

(コロナ禍の中での練習について)自分たちがずっと課題としていたレシーブを重点的に取り組んできました。これまでは練習の中でその課題を克服する時間があまりなくて、ほとんどが調整でした。でも、今回はしっかり時間を使って自分たちの課題と向き合えたかなと思います。

松本 (コロナ禍での練習について)自粛期間だったり、デンマークOP後も2週間の自宅待機があったりしたので、最初は(その時間を)どう使うか難しいと思ったし、モチベーションも保ちづらいと思っていました。でも、バドミントンの練習ができると、徐々にモチベーションが上がっていったので、2回目の自宅待機の時は、わりと時間を有意義に使いながら、トレーニングに当てられたと思います。

大竹望月(右)/髙橋美優
(日本ユニシス/青森山田高)

1回戦結果:牟田香菜子/野田千遥(百十四銀行)2-1で勝利

大竹 1年ぶりの大会でしたが、これまでの経験では、試合になったら自分の気持ちがちゃんと“試合モード”になって、練習の時よりも力を発揮できる感覚がありました。でも、1年ぶりの試合だと、そういう感覚が出てこなくて、(試合の中で)自信をなくしてしまって。また、大会までの期間もケガが多かったりして、しっかり体を作って臨めたかというと、そうではなく、そこでも自信があまりなかったです。

それでも、明後日(2回戦)の相手(櫻本/髙畑)に勝つために、今大会は気持ちを入れて練習してきました。勝てるかどうかわからないですが、気持ちでは絶対に引かず、自分たちのできるプレーを出しきって、勝ちを取りにいきたいと思います。

髙橋 去年の総合以来となる公式戦でしたが、なかなか思うようにいかない部分があって、修正するところがすごく多いなと思いました。大会前はペアを組んでの練習がなかなかできず、また、シャトルが飛ばない環境だったので、もっとできたことがあったなと思います。2回戦は格上のペアなので、気持ちでシャトルを追い続けて、自分の負けず嫌いなところも出して頑張りたいです。

櫻本絢子/髙畑祐紀子
(ヨネックス)

1回戦結果:廣上瑠依/杉山薫(ふたば未来学園高)に2-0で勝利

櫻本 今年、最初で最後の試合ということで、緊張感をもって入りました。出だしがすごく大事だと思っていたので、自分たちのプレーを最初から出しきれたということが、最後までいい流れで持っていけたことにつながったかなと思います。(大会に向けて取り組んだこと)私が後衛で、髙畑が前衛という形が基本的に多い。でも、そこにこだわらず、逆のパターンになったときも、しっかりポイントを取れるように、ローテーションなどはみっちりとできたかなと思います。

髙畑 (無観客の中での試合について)そこまで気にはならなかったです。逆に、無観客で人が少なかったので、より集中して臨めたと思います。(大会に向けての練習では)いろいろ試すことができたので、すごくいい時間だったと思います。今日も、すごく攻めることができたと思います。

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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