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【国内ニュース】5カ月半ぶりに日本代表が再始動! 9月1日よりNTCにて代表合宿を実施中

日本A代表が、9月1日より味の素ナショナルトレーニングセンターで日本代表合宿を行なっている。日本代表は3月の全英オープン出場後に帰国して以降、新型コロナウイルスの影響で活動ができておらず、日本代表としてはそれ以来となる5カ月半ぶりの活動となる。

「5カ月半ぶりに合宿ができて、本当にうれしいです」と日本代表の朴柱奉ヘッドコーチ。日本A代表による今回の合宿は9月10日までの予定だが、BWF(世界バドミントン連盟)により発表された国際大会の開催スケジュールに変更がなければ、10月3日からデンマークで開催されるトマス杯・ユーバー杯の前に、直前合宿も行なう予定だという。

活動再開にあたっては、合宿の初日に選手全員のPCR検査を行ない、練習に関しても日本バドミントン協会のガイドラインのほか、ナショナルトレーニングセンターほか使用する施設のガイドラインを遵守し、新型コロナウイルスの感染予防に努めている。コート使用面数、また1面に入る人数なども限られるため、練習は男女を分けて行なっている。

感染予防の観点から今回の合宿にはメディアも立ち入りができないが、日本協会から合宿の様子がわかる写真や選手コメントが提供されているので、下記に紹介する。

 

朴柱奉監督

「5カ月半ぶりに合宿ができて、本当にうれしいです。3月の全英オープン後、3回くらい合宿の予定がありましたが、コロナの状況もあり、中止となってしまい、本当に残念でした。ですが、今回は全員が何の問題もなく参加できたことは、よかったと思います。今回は、まずは安全に練習することを第一に考えています。また、選手のコンディションのチェックをするのも目的の一つです。前回2月の合宿から、選手の状態がどう変わっているのか。体重や筋肉量、どれくらいフィットしているかなど確認したいと思っています。

また、感染予防の観点から、スケジュールも男女別々の練習となっていますが、選手のコートの中での動き、試合の感覚を取り戻すといったことも大きな目的です。

久しぶりの合宿ですが、世界連盟(BWF)から新しいスケジュールが出たので、まずは来月のトマス杯・ユーバー杯の準備をしていきたいですね。まだ協会として遠征のスケジュールは出ていませんが、続くデンマークオープン1&2、アジアオープン1&2、ツアーファイナルズのスケジュールもあるので、しっかり準備していきたいです。

もちろん、一番大事な目標は来年のオリンピックです。来年1月からオリンピックレースも再開するので、そこからしっかり頑張って、オリンピックでいい成績が残せるようにしたいですね」

 

桃田賢斗(NTT東日本)

「(代表活動がない間、所属チームでの練習について)僕自身アクシデントがあって、ゼロからのスタートと言っても過言ではないくらいだったので、基礎練習、自分ができることを一つひとつ、コツコツ練習してきました。久しぶりに代表のみんなに会うこともできましたし、1球1球質の高い練習ができているので、すごく充実しています」

 

遠藤大由(日本ユニシス)

「みんなの元気な姿を見ることができて、また一緒に練習できるのが本当にうれしく思いました。(代表活動がない間、所属チームでの練習について)羽根打ちがメインで、スキル練習などたくさんやってきました」

 

渡辺勇大(日本ユニシス)

「日本代表に入ってから、こんなにみんなと会わないことはなかったので、少し懐かしい気がしますが、質の高い練習とともに切磋琢磨できているなとあらためて実感しています。(代表活動がない間、所属チームでの練習について)目標というのは見つけづらい環境にあったので、基礎のレベルアップや、先を見すぎずに一日一日を大切に過ごすように練習に臨んでいました」

構成・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/日本バドミントン協会

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