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【日本中学生フェスティバル】ライバル対決を制した埼玉栄Aが優勝!<男子団体>

8月5日、日本中学生バドミントンフェスティバル〜Remember2020が、福島県ふたば未来学園中・高校を会場に開催された。2日目は男女団体戦の予選リーグ・決勝トーナメントを実施。男子は、埼玉栄Aがふたば未来学園A(福島)を破って優勝を果たした。

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※ 本イベントは、全国大会の代替として企画された『日本中学生バドミントンフェスティバル〜Remember 2020〜(会場栃木県大田原市)』が開催4日前に急遽中止になったことに伴い、規模縮小と会場変更をしながら実施された交流会。

決勝のエース対決を制した埼玉栄の野口駿平(右)/角田洸介

【男子団体ダイジェスト】

7チームが参加し、AとBのリーグ1位が優勝決定戦に進む男子団体。3チームで戦うAブロックは、ともに初日に神奈川選抜を下したふたば未来学園Aと埼玉栄Bが直接対決を行ない、ふたば未来Aが3-0で勝利。昨年の全中覇者が力を見せつけ、リーグ1位突破を決めた。

一方、4チーム編成のBブロックを抜け出したのは埼玉栄A。同リーグに入るふたば未来Bとの2連勝同士のぶつかり合いを2-1で制し、リーグ1位に。優勝決定戦へとコマを進めた。

“フェスティバル王者”の称号は、どちらの手に渡るのか――。会場中の注目を集めたふたば未来Aと埼玉栄Aのライバル対決。3試合同時に始まった勝負は、埼玉栄Aが先制した。第1ダブルスの野口駿平/角田洸介が、全中8強の関根翔太/江田和博を2-0で撃破。息の合った果敢な攻撃を仕掛けて14本、19本のストレート勝ちを収めた。

これで優勝に王手をかけると、第2ダブルスの1・2年生ペア・三浦大地/澤田修志が躍動。ふたば未来の3年生ペア・三本菅弘憲/阿部学斗から第1ゲームを18本で奪うと、第2ゲームは25-23で制してガッツポーズ。「3年生のためにも勝ちたかった」という2人が終盤の競り合いを攻めきった。

ふたば未来Bとの試合では敗れたものの、決勝では見事に期待に応えた三浦大地(右)/澤田修志
最後までねばり強く戦ったふたば未来Aの三本菅弘憲(右)/阿部学斗

昨年の全日本ジュニアで優勝を争った埼玉栄の沖本優大と谷岡大后のシングルスは打ち切りに。リベンジをめざし、第1ゲームを奪っていたエースでありキャプテンの沖本は「自分が勝って優勝を決めたかったけど、みんなが決めてくれたのでよかった」と笑顔を見せた。

6日は個人戦、男女ダブルス・シングルスの準々決勝までが行なわれる。試合開始時間は9時15分の予定。

【優勝コメント】

名倉康弘監督

「選手たちはみんな、よく頑張ったと思います。4カ月くらい部活ができず、通常通りの活動ができたのが7月の第2週から。練習量がかなり落ちていたので、どのくらいできるかわかりませんでしたが、やるからには、勝ちをめざしてやらないと参加した意味がない。今ある力は出し切れたのではないかと思います。公式の大会ではありませんが、優勝からしばらく遠ざかっていたので、結果が出せてよかったですね。イベントを開催してくれた関係者の皆さんに感謝したいです」

沖本優大(3年/Aチームキャプテン)

「練習不足な部分はありましたが、この大会前に高校生の先輩達が相手をしてくれて、自信を持って臨むことができました。去年の全中はベスト8。先輩に『絶対優勝して来いよ』と背中を押されて、自分たちも優勝したいという気持ちが強くなりましたし、全中のつもりで戦いました。それと、勝って名倉先生を喜ばせたかったんです。試合後に『おめでとう』と言ってもらえてうれしかったです」

野口駿平(3年・第1ダブルスで先制勝利)

「全中が中止と聞いて気持ちが落ちたんですけど、このイベントをしてくれた関係者の皆さんに感謝したいです。決勝は、コーチからも先生からも、最後の試合だから全部出し切って優勝して終わろうといわれて、前向きな気持ちで攻めることができました。ケガも乗り越えて優勝できたので本当にうれしいです」

角田洸介(3年・第1ダブルスで先制勝利)

「優勝できて、めっちゃうれしいです。今回は全中のつもりで戦いました。決勝は自分が前に出てプレッシャーをかけられたのがよかったかなと思います。挑戦者の気持ちで向かっていけました」

三浦大地(2年・第2ダブルスで優勝を決めた)

「終盤競り合って、すごく緊張したんですけど、勝ちたいという強い気持ちでプレーしました。とにかく先輩たちを勝たせたかった。埼玉栄としても優勝から離れていたので、優勝できてよかったです」

澤田修志(1年・第2ダブルスで優勝を決めた)

「そんなに組んで練習できていなかったけど、決勝はうまくかみ合って、先輩方を優勝させてあげられてよかったです。最後のほうはもう、とにかく苦しかった。でも、先輩に引っ張ってもらいました」

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★フェスティバルの熱戦の模様は、8月21日(金)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します。

 

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳、黒崎雅久

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