【全英OP2020】「東京五輪の年にダブルス2種目が優勝できたのは本当によかった(朴柱奉)」<帰国コメント-3>

3月17日、イングランド・バーミンガムで開催されたBWFワールドツアー・ヨネックス全英OP(Super1000)で優勝を飾った男子ダブルスの遠藤大由/渡辺勇大、女子ダブルスの福島由紀/廣田彩花ら日本代表が帰国。囲み取材に応じた朴柱奉監督のコメントを紹介する。

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――結果を振り返って

日本代表は2月のドイツOPから全英OPと続けて参加する予定でしたが、出発の3日前にドイツOPがキャンセルになり、代表合宿は一度解散。数日後、もう一回合宿をしてから全英OPに向かいました。スケジュールなどの変更があり、選手たちは難しい中での戦いになったと思います。ですが4年前、リオ五輪前に全英OPで2種目が優勝できたように、今回も、東京五輪の年にダブルス2種目が優勝できたのは本当によかったです。

――優勝した2種目について

男子ダブルスの場合は、全英OPで日本勢初の優勝。遠藤選手は過去3回準優勝で、今回初めて優勝できて本当によかったし、渡辺選手は2年前にミックスで優勝しており、今回男子ダブルスも優勝して2種目で優勝したことになるので、本当に素晴らしいと思います。

女子ダブルスの場合は、福島/廣田ペアはこれまで大きな大会で優勝できなかった。オリンピックの年に、歴史ある大きな大会で優勝できたのは、オリンピックに向けて弾みになると思います。

――多くの大会が中止に。新型コロナウイルスの影響についてどう考えているか

合宿中も遠征中も、みんな十分に気をつけながら過ごしていました。毎日全選手が熱チェック、コンディションチェック、食事のチェック……いろいろな面で厳しい条件でしたが、そのなかでも選手たちは、全英OPという歴史ある大会で高い集中力を発揮できたと思います。

――オリンピックの代表選考は、今後どうなるかわからない状況。そのあたりはどのように考えているか

BWF(世界バドミントン連盟)は、この1週間くらいでなんとか発表する予定だと現地で話していました。案として考えられるのは、このまま予定通り4月末にレースを終える可能性。もう一つは、レースを延長して、6月のインドネシアOPまで行なう可能性です。

選手たちは、オリンピックが予定通り開催されるかどうかの心配もあるし、レースのポイントも心配でしょう。コロナウイルスの影響もありますが、選手には、練習だけに集中できるように、しっかりコンディションをコントロールできるように、と話をしました。

――日本代表の今後の予定は

一度解散です。まずは選手たちをしっかり休ませます。代表合宿については、4月末のアジア選手権前に行なう4月15日から19日までの合宿を、12日からに変更しました。それまでの期間は、各チームで気をつけながら過ごします。

――その代表合宿に、桃田選手が参加する可能性はあるか

そうですね。予定通りいけば、4月12日からの合宿は参加できるのではないでしょうか。担当コーチと私がチームに行って、(状態を)チェックするつもりです。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2020/03/17

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