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【大会REVIEW】地元で強さを発揮したポリイ/ラハユが久々の戴冠!韓国勢も上位をキープ!<女子ダブルス>

日本A代表にとって2020年の初陣となったマレーシアマスターズ(Super500)とインドネシアマスターズ(Super500)。日本は男子シングルスの桃田賢斗がマレーシアマスターズで優勝を飾ったものの、そのほかの種目では2大会で準決勝止まりとなり、厳しい結果に終わった。一方で、他国は着実に上位進出を果たしており、特に中国、インドネシア、デンマーク勢の活躍が目立った。ここでは、海外勢が活躍した2大会の結果について、女子ダブルスを振り返っていく。

【マレーシアマスターズ】

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2019年は日本、中国、韓国の3カ国がワールドツアーで好結果を残したがが、新シーズンを占う大事な初戦で優勝を飾ったのは、中国の新鋭ペアの鄭雨(上写真・左/ツェン・ユ)/李汶妹(リー・ウェンメイ)だ。昨季は、ジャパンOPでのベスト4が目立った成績だったが、今回のマレーシアマスターズでは2回戦で福島由紀/廣田彩花を、準々決勝では金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/韓国)を下して勢いに乗った。決勝でも、中国ペアとの同国対決を制すなど、気鋭の23歳&20歳ペアが初のタイトルを奪取している。

また、準優勝を飾った李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ)も、準々決勝で日本の髙橋礼華/松友美佐紀、準決勝で志田千陽/松山奈未に連勝するなど、ライバルをしっかり抑えて上位に進出。ベスト4には、インドネシアのポリイ/ラハユと、今季初めてA代表に選出された志田/松山が入った。

ベスト8に進出したのは髙橋/松友のほか、世界ランク上位の韓国3ペア。上位常連が昨年から引き続き好調をキープするなかで、中国と日本のホープも好結果を残してみせた。

▼マレーシアマスターズ上位結果

優勝:鄭雨/李汶妹(中国)

準優勝:李茵暉/杜玥(中国)

ベスト4:志田千陽/松山奈未(日本)、ポリイ/ラハユ(インドネシア)

ベスト8:李紹希/申昇瓚(韓国)、髙橋礼華/松友美佐紀、張藝娜/金慧麟(韓国)、金昭英/孔熙容(韓国)

【インドネシアマスターズ】

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インドネシアのエースとして奮闘するポリイ/ラハユが、地元で久々のタイトルを奪取した。昨季は日本、中国、韓国に押され気味だったポリイ/ラハユ(上写真・手前)。ワールドツアーで上位はキープするものの、優勝は昨年3月のインドOP(Super500)以来遠ざかっていた。今季はマレーシアマスターズでベスト4と、幸先よくスタートをきっていたが、2大会目となったインドネシアマスターズでは、志田/松山を準々決勝で下し、準決勝でも金昭英/孔熙容を2−0で勝利。決勝は、地元ファンの声援が後押しするなか、デンマークペアをファイナル勝負の末に下してみせた。上位3カ国のペアと実力では引けを取らないだけに、この勢いを次なる戦いにつなげていきたいところだ。

準優勝はデンマークのトゥーグセン(上写真・右)/フォウガード。優勝は逃したものの、S500以上の上位大会では初の決勝進出を果たした。デンマーク勢としても、2018年に現役を退いたリターユール/ペデルセンが、同年の全英OP(S1000)優勝をして以来の決勝進出。2回戦、準決勝で日本ペアを下して勝ち進むなど、今大会は170cmの長身ペアが台風の目となった。

準決勝には日本の髙橋/松友が進出。2人は準々決勝で韓国ペアを2−1で下してみせたが、準決勝ではデンマークに敗戦。五輪レースでの逆転をねらう2人にとっては、悔しい結果に終わった。

ベスト8には韓国の李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)、張藝娜(ジャン・イェナ)/金慧麟(キム・ヘリン)のほか、志田/松山、そしてタイのサプシリー/プティタが入っている。

韓国勢も上位をキープ。李紹希/申昇瓚(右)は2大会連続でベスト8

▼インドネシアマスターズ上位結果

優勝:ポリイ/ラハユ(インドネシア)

準優勝:フォウガード/トゥーグセン(デンマーク)

ベスト4:髙橋礼華/松友美佐紀(日本)、金昭英/孔熙容(韓国)

ベスト8:志田千陽/松山奈未(日本)、張藝娜/金慧麟(韓国)、李紹希/申昇瓚(韓国)、サプシリー/プティタ(タイ)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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