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【S/Jリーグ2019】トナミ運輸が日立情報通信Eに競り勝って3連勝!<男子・大和大会>

12月8日にS/Jリーグ『JTB S/Jリーグ2019』が開催。この日は神奈川・大和市、石川・金沢市、福岡・久留米市の3会場で行なわれた。ここでは大和大会の男子ダイジェストをお伝えする。

【大和大会・Sブロック】

リーグ3連覇中のトナミ運輸と、昨季4位の日立情報通信エンジニアリングが対戦。トナミ運輸は勝てばブロック3勝目となり、TOP4の出場が決定。また、日立情報通信エンジニアリングはすでにTOP4出場を決めているが、地元での試合を勝利で飾りたいのはもちろんのこと、勝てばSブロック1位通過が決まる。両チームにとって重要な一戦となった。

先制したのは日立情報通信エンジニアリングだった。第1ダブルスに出場した竹内義憲/松居圭一郎(上写真・右)は、即席のペアの園田啓悟/保木卓朗に対して第1ゲームを19本で奪う。会場に詰めかけた大応援団の後押しを受けた竹内/松居は、第2ゲームこそ奪われたものの、ファイナルゲームは終盤に抜けだし21-16。エースが役割を果たした。

しかし、トナミ運輸はシングルスに出場した日本A代表の西本拳太が流れを変える。猪熊心太朗を相手にした西本は、「1ゲーム目は硬さがあり、ショットの選択でよくない部分があった」と19本まで競り合ったが、第2ゲームは完勝。「チームとしての雰囲気や流れを戻したかった」(西本)

トナミは、第2ダブルスも本来はシングルスの常山幹太(上写真・左)が久保田友之祐と組む即席ペアではあったが、西本が取り戻した流れを受けて高野将斗/玉手勝輝とのファイナル勝負を12-15からの5連続得点などで逆転勝ち。チームの白星とTOP4進出を決めた。

トナミ運輸・荒木純監督

「ケガ人がいるなかでも全員がしっかりと戦ってくれた。敵地だったのでこのような競った展開になるとは思っていましたけど、勝ちきってくれてよかったです。園田/嘉村が(ワールドツアーファイナルで)来週の試合はいないので、今日(TOP4出場を)決めたいという思いはありました。TOP4はまた全員で頑張りたいと思います」

▼Sブロック・大和大会(大和スポーツセンター体育館)

トナミ運輸(3勝0敗)2−1 日立情報通信エンジニアリング(3勝1敗)

園田啓悟/保木卓朗●1〔19-21、21-15、16-21〕②竹内義憲/松居圭一郎

西本拳太②〔21-19、21-9〕0●猪熊心太朗

常山幹太/久保田友之祐②〔21-14、19-21、21-16〕1●高野将斗/玉手勝輝

シングルスで勝利を飾りガッツポーズで喜ぶ西本拳太
日立情報通信Eの高野将斗(右)/玉手勝輝は勝てば1位通過が決まる場面でファイナル勝負の惜敗

取材・文/吉井信行

写真/菅原 淳

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