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【全日本総合2019】山口茜VS郡司莉子。前回女王が2-1で勝利!<女子シングルス2回戦-注目試合>

【女子シングルス2回戦】

山口茜(再春館製薬所)②〔20-22、21-18、21-15〕1郡司莉子(八代白百合学園高2年

3連覇をねらう山口茜(再春館製薬所)に対するのは、世界ジュニア女王の郡司莉子(八代白百合学園高)。山口が全日本総合を初制覇したときと同じ、高校2年生。前日の1回戦では大学チャンピオンの香山未帆(筑波大)に勝ち、あこがれの存在と公言してはばからない山口への挑戦権をつかんだ。

第1ゲームは、互いのエースショットで点を奪い合う展開。6−6から抜け出したのは郡司だった。ダイナミックなフォームからクロススマッシュを打ち込み、山口からノータッチエースを奪うなどして得点。山口もお返しとばかりにスマッシュを打ち、郡司の足を止める、ふわりとしたドロップを決める。

しかし、山口にサイドアウトなどのミスが目立ち、ゲームの流れは完全に郡司。それでも、一発逆転のスマッシュ、カットでラリーを取って離されないのが、世界を主戦場とする山口の強さだ。20−18で郡司がゲームポイントを握るが、20−20と山口が追いつく。しかし、ここから山口のネットミスと、郡司のショットがネットをかすめて入るラッキーもあり、第1ゲームは22−20で郡司が先取した。

郡司莉子(八代白百合学園高)

第2ゲームも郡司がリードする展開。しかし、点差を離されずついていく山口が9−9で追いつく。長いラリーを次々と制して得点を重ね、19−13まで差を広げた。あきらめずに食らいついた郡司だったが、21−18で山口が第2ゲームを奪った。

勝負のファイナルゲームは、序盤から山口が5−0とリード。第2ゲーム中盤からミスが目立ちはじめた郡司に対し、山口はプレーの精度を上げていく。第1ゲームは決まっていた郡司のスマッシュにもしっかり対応し、折り返しは11−4で山口。郡司をコート隅に追い込み、あいたスペースへと冷静にシャトルを送り込む。ファイナルゲームは一度もリードを奪われることなく、21−15でゲームオーバー。憧れの人から大きな財産を得て、世界ジュニア女王はコートを去った。

◆◆◆選手コメント◆◆◆

山口茜(再春館製薬所)

「1ゲーム目は、全体的にゆっくりだった相手のスピード、リズムに付き合ってしまいました。相手は上からのショットが速いし強いし、またラウンドからでもクロス、ストレート勝ち打ち分けてきて、それを決められることが多かった。ただ焦りはそんなになく、2ゲーム目からはスピードを上げたり使い分けて、また一発目をいい状態で打たせないようにショートサービスも交えました。(相手の郡司選手は「あこがれの存在」と言っています)自分にはあまりあこがれとかはなかったんですが、そういう存在でい続けられるようなプレーをしていきたいと思います」

郡司莉子(八代白百合学園高)

「最初は会場の雰囲気に緊張してミスが増えてしまったんですけど、1ゲーム目の後半から自分らしくラリーしながら、ドンドン攻めて行けたのはよかったと思います。でも、2ゲーム目から、ここまで決まっていた球が取られ始めて。対応が速いから、次に自分がどうしていいかを考えきれませんでした。動きのメリハリや、強弱のコントロールなどにも差を感じました。

(試合中に何度も笑顔が見られたが)山口選手と同じコートに立っているのも楽しかったし、会場が「おー」ってなるのも楽しかったです。

 1ゲーム取れたのは、どういう形であれうれしかったし、よかったかなと思う。自分がやるべきことはやり切れたと思うので、悔いはありません。でも、これに満足しないで、次に試合をしたときはもっといい試合がしたい。これからもっと強くなりたいと思います」

 

取材・文/平田美穂、バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

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