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【世界選手権2019】保木&小林が第2シードの李&劉を破って決勝へ!<男子ダブルス>

8月19日より開催されている『第25回世界選手権』(スイス・バーゼル)。大会6日目の24日は、各種目の準決勝が行なわれた。男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾の試合をレポートする。

 

世界ランキング13位の保木/小林が、同3位の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)を破るアップセットを演じて、初の決勝進出を果たした。

会心のプレーで格上を撃破した。195センチと193センチの長身ペアに、サービスまわりから球を落として攻撃させず、逆に保木と小林が気持ちよく攻撃を続けた。二人の打つリズム、球の高さに中国ペアはミスを連発、最後まで対応しきれなかった印象だ。

21-19で第1ゲームを奪ったが、「以前の自分たちは中盤まではこういうスタイルでプレーできていたけれど、そこから自分たちからミスして負けていた。ミスをしたら相手を楽にしてしまうから、ここから頑張ろう」(小林)と第2ゲームも気持ちを引き締め、序盤からリードを奪って、その流れを渡さなかった。

攻撃だけではなく、レシーブでも相手の嫌なところへとシャトルをコントロール。「合宿でタン(・キムハー)コーチに残ってもらってレシーブ練習をしてきた。それが生きた」と小林は語り、攻守で格上を圧倒した。

「相手は実力のあるペアですし、試合前から相手が有利と思われるところでしょうけど、そうした部分を跳ね返せるのは気持ちでしかない」(保木)と、最後まで気力も充実し、つけ入るスキを与えず。勝ち切ったというところが大きな自信になるはずだ。

決勝の相手は、2013年、15年と2度世界選手権を制しているヘンドラ・セティアワン/モハマド・アッサン(インドネシア)。

「ここまで気持ちいい感じでプレーできているので、明日、この気持ちをそのまま持っていきたい。日によってコンディションは違いますが、その中でいかに勝つかを見つけられたらいい」(保木)と意気込みを語っている。

 

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

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