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【世界選手権2019】渡辺&東野が混合ダブルスで初のメダルを確定!

8月19日より開催されている『第25回世界選手権』(スイス・バーゼル)。大会5日目の23日は、各種目の準々決勝が行なわれた。混合ダブルスでは、渡辺勇大/東野有紗が世界選手権の同種目で日本人初のメダル獲得を決めている。

 

ジャパンOPの準々決勝ではストレートで敗れたチャン・ペンスン/ゴー・リューイン(マレーシア)に、逆転勝ちでメダルを確定させた。

そのジャパンOPで「スローゲームで相手に先手を取られてしまっていた」と、第1ゲームは強い球出しで試合を組み立てようと試みたが、「相手の男性選手にうまくカウンターを決められた」と渡辺が振り返ったように、この作戦がかみ合わずに13-21。

チェンジエンズで「ソフトな球出しで、こちらから沈めていこう」と戦術を変更。これがうまくはまった。特に効果的に次々とポイントが決まったのは、渡辺のドロップ。ジャンピングスマッシュと同様フワリと高くジャンプすると、レシーブに構える相手の裏をかき、何度も前に落としていった。

こうなれば強打も決まり、東野も前衛で躍動した。スーパープレーに喜ぶ観客を味方につけて、ファイナルゲームを21-11。勝利後は、観客からの大きな拍手と歓声に両手を上げて応え、「興奮していた」(渡辺)と振り返った。

日本選手として混合ダブルスでは初のメダル獲得を決めたが、「うれしいし、ベスト4は自信になりますが、めざしているのは優勝です」ときっぱり。「気持ちを切らさずに、明日、明後日につなげたい」と、まずは決勝進出を見据える。

 

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

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