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【世界選手権2019】第1シードの山口茜が初戦敗退<女子シングルス>

8月19日よりスイス・バーゼルで開幕した『第25回世界選手権』。大会2日目の20日は、各種目の1回戦残り試合および2回戦が行なわれたが、女子シングルスでは、第1シードの山口茜が敗れる波乱があった。

世界ランキング1位、第1シードの山口が初戦で敗退。今大会ここまでで最大の衝撃だったといっていい。対戦相手は世界ランキング32位、シンガポールのヤオ・ジャミン。

動きに精細を欠いた第1ゲームは一度もリードすることなく、14-21でゲームを失うと、第2ゲームはややスピードを上げ、攻めのショットを見せて中盤にリードを奪ったものの、気迫を前面に向かってくる相手に押されて逆転を許し、ストレートで敗れた。

インドネシアOP、ジャパンOPで2週連続優勝を果たした山口。ジャパンOP翌日に、腰に痛みを覚え、8月8日の日本代表合宿までの約10日間はほぼ休養に充てたという。その後、代表合宿では練習を再開させたものの状態は完全ではなく、世界選手権に向けての準備は十分ではなかった。

試合後、急遽設けられた記者会見の場で、「現在は、痛みはほぼなく、違和感がある程度。ただ、練習ができていなかったので、試合の中でスピードが上がらなかったり、足運びがうまくいかなかったりというのがあったと思う」と自身の状態について説明した。

第1シードの自身が初戦で敗退したことについては、「次に向けて頑張っていくしかないと思いますが、第1シード、世界ランキング1位といういまの立場からしたら、もう少しいいプレーをして、立派な選手になっていかないといけないのかなと思います」とコメントした。

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

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