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【世界選手権2019】世界王者・桃田賢斗が2連覇に挑戦!<男子シングルス>

8月19日からスイス・バーゼルで開幕する第25回世界選手権。世界一を決める大会で 日本勢は前回、金メダル2つを含む6個のメダルを獲得した。今回はさらなる数と輝きを求めて、バーゼルの地で世界の精鋭たちと激突する。ここでは、男子シングルスに出場する選手たちと、それぞれの展望を紹介しよう。

2018年大会の記事はこちら

桃田賢斗(NTT東日本/1位)

1回戦:ファム・カオクン
(ベトナム/WR105位)

前回の世界選手権では日本人として同種目初となる金メダルを獲得。名実ともに世界一の座に君臨した。今大会は第1シードとして登場。ライバルの石宇奇(シー・ユーチー/中国)やビクター・アクセルセン(デンマーク)がケガで出場を回避したため、優勝候補筆頭として再び世界の頂点に挑むことになる。

桃田の初戦は格下のベトナム選手となり、2回戦も桃田にとってはさほど難しい相手ではない。ポイントとなるのは林丹(リン・ダン/中国)VSプラノイ・H.S.(インド)の勝者との対戦が予想される3回戦。ファン目線でいえば、過去5回の優勝を誇る林丹との新旧王者対決に期待が持たれる。

なお、桃田が勝ち進んだ場合、同じ山に入っているアンソニー・シニスカ・ギンティンやジョナタン・クリスティ(ともにインドネシア)などの勝者と、準決勝で激突しそう。反対の山では、諶龍(チェン・ロン/中国)、周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)、スリカンス・キダムビ(インド)などがひしめき合っている。

桃田賢斗の1回戦=8月19日(月)/前回結果:金メダル

西本拳太(トナミ運輸/12位)

1回戦:カルレ・コルジョネン
(フィンランド/83位)

5月以降、ワールドツアーの上位大会などで初戦負けが続き、苦しい時期を過ごしたが、8月上旬のタイOP(Super500)で久々にベスト8入りを果たし復調の気配が漂う。

世界選手権1回戦の相手は、世界ランクで下位にいるフィンランド選手。勝てば台湾の王子維(ワン・ツーウェイ)で、西本にとってここが一つの山場となりそう。3回戦に進めば、マレーシアのリー・ジジャ、中国の若手・陸光祖(ルゥ・グァンズ)の勝者との勝負が予想され、ここで勝利すれば準々決勝で桃田との日本人対決が実現しそうだ。

西本拳太の1回戦:8月19日(月)/前回結果:ベスト16(3回戦進出)

常山幹太(トナミ運輸/18位)

1回戦:パブロ・アビアン
(スペイン/60位)

前回大会では準々決勝で大接戦を演じたが、惜しくも敗れてベスト8。この1年で成長した自分を試す場となる。

初戦はスペインのパブロ・アビアン。ベテランらしい試合巧者で癖のある相手だが、焦らずに得意のラリー勝負に持ち込めば白星を手にできそう。2回戦は世界ランク下位選手との勝負となるが、問題は3回戦。第5シードで、1月のインドネシアマスターズ優勝(Super500)のアンダース・アントンセン(デンマーク)、タイのエース格であるコーシット・ペッパダブ、そして、昨年の同大会・準々決勝で敗れたダレン・リュウ(マレーシア)の勝者との激突となる。苦しい戦いとなりそうだが、なんとか勝って前回果たせなかったメダルに近づきたい。

常山幹太の1回戦=8月19日(月)/前回結果:ベスト8

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

※世界ランキングは8月13日付

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