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【日本RC】シード勢が実力を発揮してベスト8進出!〈2回戦〉

5月26日(日)、「2019年日本ランキングサーキット」(埼玉県さいたま市)は大会2日目を迎え、各種目2回戦と17位決定戦が行なわれた。今年はスディルマン杯(中国・南寧)と日程が重なり日本A代表の出場はわずかだが、初日から熱戦が展開されている。日本ランキング上位選手による5種目の戦いを、本日の試合順にダイジェストでお伝えしよう。

【混合ダブルス】

混合ダブルス専任の日本B代表ペア、浦井唯行/宮浦玲奈(丸杉/ヨネックス)が快勝。前日の1回戦は2-1での勝利だったが、この日は磨き上げてきたコンビネーションと攻撃力を発揮。女子の宮浦が素早く前に入って球を作り、男子の浦井がスマッシュやカットで沈めて得点を重ねた。1回戦で社会人ペアに勝利した高校卒1年目の緑川大輝/齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO)は、井上拓斗/岩永鈴(日本ユニシス)に2-0で勝利。若きB代表の快進撃が続いている。また、2ペアと同じB代表の山下恭平/篠谷菜留(日本体育大/日本ユニシス)、昨年3位の西川裕次郎/尾﨑沙織(NTT東日本)、一昨年優勝のサウスポーペア、金子祐樹/中西貴映(日本ユニシス)もストレート勝ち。準々決勝に駒を進めた。

【女子シングルス】

齋藤栞(ACT SAIKYO)と大家夏稀(NTT東日本)の試合は、1時間を超える大熱戦。互いに一歩も譲らず、取っては取り返す展開が続いたが、19-21、21-19、21-18で、昨年3位の齋藤が勝利をつかんだ。齋藤と同じACT SAIKYOの林樂は、日本B代表の峰歩美(再春館製薬所)に2-1で勝利。仲井由希乃(再春館製薬所)は、同じくB代表の漆﨑真子(山陰合同銀行)に勝ち、ベスト8進出を決めた。飛躍をめざす二人は、明日の準々決勝で対決する。昨年優勝の三谷美菜津(NTT東日本)は落ち着いた試合運びでストレート勝利を収め、会場を訪れていた応援者の期待に応えてみせた。

【男子シングルス】

3月末の高校選抜で3冠を達成した奈良岡功大(浪岡高)が、S/Jリーガーの丸尾亮太郎(日立情報通信エンジニアリング)にストレート勝利。全種目を通じて高校生で唯一、ベスト8進出を決めた。明日の準々決勝では、4月の大阪国際チャレンジで優勝している渡邉航貴(日本ユニシス)と対戦する。1回戦で大学生相手に勝利を収めたベテランの古財和輝(龍谷大職員)は、2回戦でも大林拓真(早稲田大)にファイナル17本で勝利。試合後、コート外で仰向けに倒れるほどの厳しい戦いを制して、「我慢比べに勝ちました」と会心の笑顔を見せた。

【女子ダブルス】

世界ランク47位の荒木茜羽/今井莉子(アメリカンベイプ岐阜)を相手に、埼玉栄高校出身の先輩&後輩ペア、川島美南/齋藤夏(ACT SAIKYO)が大健闘した。二人で積極的に前に出ながら攻撃力で圧倒し、第1ゲームを先取。第2ゲーム途中から展開を変えてきた荒木/今井に18本、16本で敗れたが、ダブルスの醍醐味を感じさせるラリーを披露した。大阪国際チャレンジ優勝の曽根夏姫/保原彩夏(ヨネックス)は、本田恵利奈/清水望(日立化成)との打ち合いを19本、18本で制してベスト8入り。昨年までのペアを組み替えて臨んでいるNTT東日本は、渡邉あかね/尾﨑沙織が準々決勝進出を決めている。

【男子ダブルス】

A代表で世界ランク12位の実力を誇る井上拓斗/金子祐樹(日本ユニシス)、大会3連覇をねらう古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)が快勝。B代表の岡村洋輝/小野寺雅之(日本ユニシス/早稲田大)は、埼玉栄高校の後輩ペア、武井優太/遠藤彩斗(明治大)に食らいつかれたが、17本、19本で勝ちきった。同じくB代表の金子真大/久保田友之祐(トナミ運輸)もストレート勝利を収め、準々決勝進出を果たした。

明日27日(月)は各種目準々決勝が行なわれる。混合ダブルス、女子シングルス、男子シングルス、女子ダブルス、男子ダブルスの順番で、10時試合開始予定。

 

取材・文/平田美穂

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