【スディルマン杯2019】日本がインドネシアを3−1で下し4年ぶりに決勝進出!<7日目/準決勝>

5月25日に開催された世界国別男女混合対抗戦・スディルマンカップ2019(中国・南寧)7日目は、グループ1の準決勝が行なわれた。

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スディルマン杯初制覇をねらう日本は、準決勝で強敵・インドネシアと激突した。

男子ダブルスを除く4種目で世界ランクを上回る日本。しかし、第1試合に組まれたのは世界ランク1位のギデオン/スカムルヨが起用された男子ダブルス。日本は前日のマレーシア戦で勝利をおさめた園田啓悟/嘉村健士で勝負に出る。

世界ランク1位と2位による至高の対決は、第1ゲーム前半こそ得意のドライブ勝負ではなく、互いにロブを多様しながらレシーブで好機を探る展開。日本ペアもアタックで何度も仕掛けたが、「マレーシア戦同様、スマッシュが決まらなかった。浮いたところをカウンターされてしまった」と園田(写真右)。第1ゲームは14-21でインドネシアペアが奪った。

第2ゲームは「速い展開にしてドライブ勝負にすれば勝算はあると思った」(嘉村)というように、激しいラリーの応酬から鋭いショットでポイントを奪う場面もあった。しかし、試合が進むと最後のあと一歩で決めきれないラリーが目立ち、流れはギデオン/スカムルヨに。リードされても食らいつく園田/嘉村だったが、後半17オールでは「サービスまわりでやられてしまった」と嘉村。3連続失点で相手に抜け出され、最後は18-21で敗戦。世界トップの対決は、インドネシアペアに軍配が上がった。

好ラリーを展開も0−2で敗れた園田啓悟(左)/嘉村健士

続く第2試合は女子シングルスの山口茜が登場。予選リーグのタイ戦では黒星を喫していた山口は「予選は団体戦ということに意識しすぎた。最初は競ってもいいから焦らずやろう」と、“いつも通り”に徹する。すると、序盤から連続得点を重ねるなど山口のペースで試合が進む。「最初から飛ばそうと思ったわけではないけど、相手がミスをしてくれた」(山口)と、10−1と大きく引き離し、そこからは試合を優位に進めて21-13。続く第2ゲームは、6−7から4連続得点で抜け出すと、相手の追走を振り切って再び21-13で封じた。「勝ててホッとしています。去年のアジア大会(ジャカルタ)から、ナショナルチームの団体戦では勝てていなかったので、この1勝は自分にとっても意味がある」と振り返り、久々の貢献に安堵の表情を浮かべた。

「(タイ戦の負けを)引きずらずに新たな気持ちで試合ができた」と山口。2−0で快勝した

これで1−1とした日本は、逆転勝利をつかむべく男子シングルスの桃田賢斗がアンソニー・S・ギンティンとの勝負に挑む。すると、スピードを生かした攻撃を展開するギンティンに対し、レシーブから崩した桃田が21-17で第1ゲームを先制。しかし、第2ゲームはロブが甘くなった場面で、ギンティンのクロススマッシュに苦しむ。「何度も対戦することで(ロブなどが)読まれていた。躊躇(ちゅうちょ)しながら打っていたので、“短い”と思ったときには打たれていた」(桃田)。

それでも、勝負所での底力は桃田に分があった。18オールのラリーでは、ハイバックから打ったドライブ強打がネットイン。「たまたまだったけど、普段のフィジカル練習だったり、コツコツやってきたことがああいう結果になったと思う」と桃田。ギンティンも「プレーだけではなく、運のところでも相手が上だった」と振り返るように、この後のプレーで桃田は、ストリングが切れながらも鋭いプッシュを突き刺すなど、大事な場面で積極的に攻めた姿勢が得点を生む。最後は桃田が21-18でギンティンを退け、勝利のバトンを女子ダブルスにつなげた。

第2ゲーム後半、接戦な場面できっちりポイントをつかんだ桃田賢斗が白星を奪取

あと一勝で前回大会のベスト4を超える決勝戦が見えた日本。女子ダブルスは、ペアとして今大会初出場の松本麻佑/永原和可那が、ポリイ/ラハユと対戦。永原は予選リーグ第1戦のロシア戦・混合ダブルスに出場していたが、松本は初の試合。調整面での心配もあったが「初めての試合が準決勝で緊張したけど、自分の力は出し切れた」と松本が振り返ったように、第1ゲーム前半では日本ペアが試合のペースをつかむ。「いつものようなロングリターンではなく、最初からノーロブできた」(松本)というインドネシアペアにも、レシーブで冷静に対応。第1ゲームは16-7と得点差を広げ、そのまま押し切る。

堅いレシーブが光った松本麻佑/永原和可那(左)

第2ゲームに入っても、気持ちで負けなかった松本/永原。「今回はスマッシュが走らないので、お互いスマッシュが決まらないと思っていた」と、2人の持ち味を生かしにくい環境だったが、「それでも、自分たちは打たないと勝てない。決まらなくても打ち続けよう」と、緩急で揺さぶる相手に対してスマッシュ連打で攻め立てる。すると、松本/永原が17-13とリード。ポリイ/ラハユも意地を見せて18-17と1点差まで詰め寄ったが、最後は松本/永原が連続得点などで振り切って勝利。懸念を一蹴した世界女王&世界ランク1位の活躍もあり、日本が2015年以来、4年ぶりの決勝進出が決めている。決勝は地元優勝をねらう中国と激突する。

松本麻佑/永原和可那(左)が勝利を飾り、日本の決勝進出が決定

【グループ1】

日本(A1位)3−1インドネシア(B1位)

園田啓悟/嘉村健士●0〔14−21、18−21〕②ギデオン/スカムルヨ42分

山口茜②〔21−13、21−13〕0●グレゴリア・M・トゥンジュン33分

桃田賢斗②〔21−17、21−19〕0●アンソニー・S・ギンティン66分

松本麻佑/永原和可那②〔21−15、21−17〕0●ポリイ/ラハユ51分

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳


投稿日:2019/05/25
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