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【スディルマン杯2019】中国がタイを3−0で制圧!13大会連続決勝進出!<7日目/準決勝>

スディルマン杯2019準決勝

5月25日に開催された世界国別男女混合対抗戦・スディルマンカップ2019(中国・南寧)7日目は、グループ1の準決勝が行なわれた。

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世界バドミントン国別対抗戦2019
スディルマンカップ
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2大会ぶりの優勝をねらう中国と、3回目の準決勝進出を果たしたタイの一戦。混合ダブルスから始まった勝負は、中国が世界ランク1位の鄭思維(チェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)、タイは同4位のデチャポル/サプシリーを起用。前半から攻撃的に仕掛けたのはタイペア。中国ペアは「相手のスピードも速く、コートの後ろでプレーしてしまった」(鄭思維)と追い込まれる場面が目立ち、第1ゲームはタイが12-7と先行する。

しかし、会場に駆けつけた多くの中国ファンの声援が、鄭思維/黄雅瓊を後押し。黄雅瓊はロングサービスでサプリシーを揺さぶってミスを誘い、動きがよくなってきた鄭思維は強打連発で17-14と逆転に成功。さらに攻撃の手を緩めず、21-18で第1ゲームを中国ペアが奪った。第2ゲームに入ると、その勢いは止まらない。黄雅瓊の前衛が、的確なポジション取りで鄭思維の攻撃を導き13−3。さらに果敢に攻め抜く中国ペアが、21-7で制してみせた。

第1試合の混合ダブルスを制した鄭思維/黄雅瓊(左)

男子シングルスは、世界ランク2位の石宇奇が、若手のカンタフォン・ワンチョレンと勝負。第1ゲームこそ石宇奇のペースで試合は進み21-15で先制したが、第2ゲームはカンタフォンもねばり強く石宇奇の攻撃をしのぐ。ともにポイントを奪い合うと、スコアは離れず一進一退の攻防に。終盤まで続いた好勝負は22-22となったが、最後まで集中を切らさなかった石宇奇が2連取に成功。石宇奇が2−0で振り切り、次の男子ダブルスにつないだ。

接戦でも冷静なプレーで白星をつかんだ石宇奇

王手をかけた中国は、長身ペアの李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)がコートに立つと、タイのティン/キッティヌポンに対して猛攻を仕掛ける。ファンも二人のポイントが決まるたびに大きな歓声を上げ、会場全体のボルテージも最高潮に。李俊慧/劉雨辰が第1ゲームを21-14で制すると、続く第2ゲームも21-17でタイペアを押し切り、中国が3−0でタイを圧倒。地元ファンの前で決勝進出を決めた。

高い攻撃力が光った李俊慧/劉雨辰(右)

【グループ1】

XD鄭思維/黄雅瓊②〔21−18、21−7〕0●デチャポル/サプシリー39分

MS石宇奇②〔21−15、26−24〕0●カンタフォン・ワンチョレン55分

MD李俊慧/劉雨辰②〔21−14、21−17〕0●ティン/キッティヌポン44分

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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