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【スディルマン杯2019】「我慢すればチャンスがくると思っていた」(桃田)<選手コメント>

スディルマン杯2019

5月22日に世界国別男女混合対抗戦・スディルマンカップ2019(中国・南寧)4日目が開催された。日本は予選リーグ第2戦でタイと対戦。第2試合で山口茜が敗れたものの、その他の種目で白星をつかみ、チームは4−1で勝利。ここでは日本選手のコメント紹介しよう。

MD園田啓悟/嘉村健士(左)は2−0で勝利

嘉村 (主将という立場で臨んだ今大会は)2年前の大会のときは“自分でいいのかな?”と思ったけど、今回は自分でいいたいことがいえているし、チームも引っ張ることができていると思います。コートにたったときも、前回とは違う景色で試合に入れたし、(プレーも)ちょっと変わったなと感じたので、そこは成長できたかなと思います。(前回は)まだ相手しか見えていない状況で、緊張もしていたし、とりあえず(コートに)入れようという気持ちでした。今回はいい緊張感の中で、コートも大きく使えたと思います。でも、まだまだ改善する部分はあったので、調整していきたいです。

園田 今大会の最初の試合でしたが、出だしから気持ちを出していけたし、しっかり押しきれたと思います。ドライブ勝負にしても、上げられても、しっかり我慢できていたので、その辺はよかったです。

WS山口茜は1−2で敗戦

山口 2ゲーム目は相手が作戦を変えて速い展開でやってきて、それに付き合ってしまった。あとは、相手が強い球で押してきたところで、それを本来なら我慢して押し返しながらラリーを大きく作っていけばよかったけど、(自分が)前に流したりして、相手選手がこっちの後ろにおっつけやすい状況を作ってしまいました。一発目から前に流すことが多かったけど、もっと押し返す球を入れていければよかったと思います。でも、自分の動き自体はそんなに悪くなかったと思います。

MS桃田賢斗は2−0で勝利

桃田 試合前に茜ちゃんの試合を見ていましたが、苦しい状況だったので、自分も覚悟を決めてコートに入らないといけない、と思いました。ただ、それが力みにつながってしまい、負けたくないという気持ちが消極的なプレーにもなってしまったので、そこを修正したいと思います。(第1Gリードされて)焦りもあったけど、1G後半から相手も決め急いでいるなと思ったので、足を動かしてコートをカバーすれば逆転できる、という手応えもなんとなくありました。

(1−1で回ってきて燃えたか、それとも冷静だったのか)波に乗るまでは冷静に、我慢だと思ってました。相手に流れがあったし、前半は思い切ったプレーに圧倒される場面もあったけど、我慢していればチャンスがくると思ったので、そこを耐え抜けたので今日はよかったです。

WD髙橋礼華/松友美佐紀(右)は2−0で勝利

髙橋 今日の試合は本当にきつかったです。いままでスディルマン杯もユーバー杯も、予選から連続で出してもらえていましたが、そのときは、最初の試合は実力が下の国と当たることが多かった。だから、強い選手と対戦でするのはその次の勝負だったのですが、今回は1回目から勝負の場面で出してもらったので、気持ちの持っていきかたが難しくもありました。急に強い人と戦うとき、絶対的に1ポイントをとらないといけないときの入り方なども難しかったです。2−0で勝ったにしては、1時間もやっていたので、次はもっと楽に試合展開をもっていけるようにしたいです。

松友 久しぶりに対戦する相手でしたが、所々ですごいショットもあったので、対戦していて楽しかったです。優勝したいと思いますけど、そう簡単ではないと思いますし、団体戦は独特の空気があって、“絶対勝つだろう”と思われているほうが逆に難しく、そういった場面が今日の試合でもたくさんあったと思います。ただ、その絶対に勝たないといけないという緊張感は、個人の大会ではあまり味わえないので、そういった意味ではいい経験ができる大会だと思いますし、一試合一試合、自分のプレーができれば結果はついてくると思います。

XD渡辺勇大/東野有紗は2−0で勝利

渡辺 とりあえず一昨日(ロシア戦の男子複で)負けていたので、帳消しはできないですけど、しっかり勝ちきることができてよかったなと思います。(気迫を出していたが)やっぱり団体戦ですし、チームの勢いを明日以降につなげていく意味でも、しっかり気持ちいれて、気合を入れてポイントを取りにいく姿勢を見せることが大事だと思ったので、それができてよかったです。ミックスの1ポイントは大きいポイントになってくるので、気持ちをしっかり入れて、勝ちにこだわってチームに貢献できればなと思います。

東野 完全復活です。でも、今の試合は勇大くんのおかげでプレーできた試合だったので、次は自分が引っ張っていけるぐらいの試合ができるようにしたいです。(リハビリ中は)勇大くんが“焦らないように”接してくれていたので、私自身も焦ることなく、リハビリに専念ができたのでそこがよかったと思います。(試合では)先輩たちがすごい応援してくれるので、その応援を力に変えて、1ポイントとれるようにしたいです。

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取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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