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【大阪国際チャレンジ】日本勢は3種目でV!渡邉、川上、保原&曽根が王者に!<IC>

4月7日に開催されたBWFツアー・大阪国際チャレンジ(守口市・IC)は、各種目決勝戦が行なわれた。日本からは男女シングルス、女子ダブルスの3種目で決勝に進出しており、それぞれで優勝を飾っている。

準決勝の結果はこちら

男子シングルスはB代表の渡邉航貴(写真)と大林拓真の日本人対決。国際大会での優勝経験がある渡邉に対し、第1ゲームを先制したのは大林。16-10と点差を広げて試合を進めると、渡邉の追走をなんとか振り切り優勝に王手をかける。しかし、埼玉栄高では一学年上の先輩でもある渡邉が、意地を見せる。第2ゲームを接戦から抜け出して奪い返すと、続く最終ゲームは序盤から大量得点をつかみ、21-7で勝利。渡邉が逆転優勝を飾り、今季2回目の国際大会優勝を果たしている。

同じく日本人決勝となった女子ダブルス。頂点に立ったのは尾﨑沙織/川島里羅との勝負を制した保原彩夏/曽根夏姫(写真右)だ。両ペアは『S/Jリーグ2018』のNTT東日本VSヨネックスの第2ダブルスでも対戦しており、このときはNTT東日本の尾﨑/川島がファイナル勝負の末に白星をつかみ、チームの勝利に貢献していた。

試合は尾﨑/川島が第1ゲームを21-14で先制し、優勝にあと一歩まで迫る。しかし、第2ゲームは保原/曽根が主導権を握ったままリードを広げて取り返すと、勝負の行方はファイナルゲームに持ち込まれる。その最終ゲームは、前半までポイントの奪い合いとなったが、先に抜け出したのが保原/曽根。12-7とリードを広げると、そのまま試合を進めて17-13。尾﨑/川島はここから3連続得点で1点差まで迫ったが、再び抜け出した保原/曽根が4連取。接戦を制した保原/曽根が、ライバルを抑えて優勝を勝ち取った。

決勝戦の最終試合に組まれたのは女子シングルス。前日の準決勝では、齋藤栞を2−0で下して勢いにのる川上紗恵奈(写真)と、韓国の若手・イ・セヨンが対戦した。第1ゲームは、川上が1、2点差のリードを保ちながら試合を進め、13-12からは一気に4連続ポイント。さらに後半にも3連続ポイントで相手を引き離し、優勝に王手をかける。すると、第2ゲームもスタートから6連続得点をつかんだ川上。そのまま主導権を握り続け、最後は21-10で快勝。3月のオルレアンマスターズ(Super100)に続き、今季2回目のタイトルを手にしている。

このほか、韓国決勝となった男子ダブルスは、元世界選手権優勝ペアの高成炫(コ・スンヒュン)/申白喆(シン・ベクチョル)が後輩ペアを破って優勝。混合ダブルスは韓国のキム・ウンホ/チョン・ナユンが、中国ペアを2−0のストレートで退けて頂点に立っている。

男子ダブルスを制した高成炫(右)/申白喆

決勝戦の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

渡邉航貴②〔19−21、21−17、21−7〕1●大林拓真72分

高校時代はともに仲間として戦った先輩・後輩の2人が、国際大会の決勝で激突。軍配は先輩の渡邉(右)に上がり、大林は準優勝

【女子シングルス】

川上紗恵奈②〔21−14、21−10〕0●イ・セヨン(韓国)39分

【男子ダブルス】

高成炫/申白喆(韓国)②〔21−13、21−16〕0●カン・ミンヒュク/キム・ジェファン(韓国)32分

【女子ダブルス】

保原彩夏/曽根夏姫②〔14−21、21−10、21−16〕1●尾﨑沙織/川島里羅

日本女子ダブルスの層の厚さを示す結果に。右から優勝した保原、曽根、準優勝の川島、尾﨑

【混合ダブルス】

キム・ウンホ/チョン・ナウン(韓国)②〔21−17、21−15〕0●郭新娃/張殊賢(中国)41分

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/早浪章弘

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