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【高校選抜2019】熱戦を制して頂点に輝くのは?<女子団体展望>

高校生の春の大一番『全国高校選抜大会』が、3月24日から27日まで、茨城県ひたちなか市で開催。初日は男女団体戦の1回戦から3回戦まで実施され、2日目の25日には準々決勝から決勝までが行なわれる。
ここでは高校選抜特別企画として、バドミントン・マガジン3月号で掲載されている展望記事をバド×スピ!に特別公開。ここでは、女子団体戦の展望を紹介しよう。

※丸数字は学年

◆女子団体戦の出場校一覧(チーム紹介)はこちら

ふたば未来、青森山田、埼玉栄が有力。 シード校を止めるのはどこか――

選手層の厚さとチーム力が光るふたば未来学園。「全種目制覇」(本多裕樹監督)という目標に向かって、 まずは団体戦で2年ぶりの王座奪還をめざす

優勝候補にまずあげられるのは、 昨年のインターハイ王者・ふたば未来学園(福島)だろう。絶対的エースはいないが、全日本ジュニアでは内山/廣上が3位、染谷と木村が8強に入った。インターハイ団体優勝メ ンバーである1年生・中静もいて、特 にシングルスの強さは抜きん出ている。昨年は準決勝で敗れているだけに「優勝旗を奪還します」(内山)と意気込む。

ふたば未来と並んで優勝候補と目されるのが、インターハイ2位の青森山田(青森)と、昨年の選抜覇者・埼玉栄(埼玉)だ。青森山田は、全日本ジュニア単複2位の1年生・髙橋美優がエース。東北予選の団体決勝では複2本で先勝してふたば未来をあと一歩まで追い詰めただけに、エースの活躍と、伝統ともいえる強いダブルス陣の勝利がカギを握りそうだ。

一方、埼玉栄は2年生ながらインターハイ複2位の実績がある鈴木/大澤と、全日本ジュニア単3位の宮﨑がチームの柱。単複の軸をチームの勝利へとつなげていき たいところだ。「チーム一丸となって挑戦者の気持ちで戦いたい」(宮﨑)と、春の連覇に挑む。

青森山田は1年生ながら単複で力のある髙橋美優(左)を軸に、17年夏から続く全国大会準優勝の壁を打ち破りたい(右はペアの大竹望月〔②〕)
前回王者の埼玉栄は、単複に計算できる柱がいるのが強み。滝内亮監督は「一戦一戦大事に戦い、優勝めざして頑張りたい」と意気込む(写真は宮﨑淳美〔②〕)

そのほかでは、昨年のインターハイで3位に入ったメンバーが多く残る名古屋経済大市邨(愛知) にも注目。強豪・聖ウルスラ学院英智(宮城)や、全日本ジュニア単王者の1年生・郡司を擁する八代白百合学園(熊本)などと同じ厳しい ヤマだが、昨夏の経験を生かせるか。また、順当に勝ち上がれば準々決勝で ふたば未来と対戦する西武台千葉(千葉)や、昨年のインターハイでは1、2年生の多いメンバーで8強入りした柳井商工(山口)なども、上位に食い込む力がある。

八代白百合学園をけん引する郡司莉子は、個人シングルスの優勝候補。「団体戦はベスト4以上、シングルスは優勝が目標です」
西武台千葉は、インターハイ8強を経験したメ ンバーが豊富。その一人である栗原あかり(②)の単複を得点源に優勝をねらう。「3冠が目標です」と栗原

◆女子団体の組み合わせ◆

第47回全国高校選抜大会
◆大会日程
3月23日(土)15:30~ 開会式
3月24日(日)9:30~ 団体戦
3月25日(月)9:30~ 団体戦
3月26日(火)9:00~ 個人戦(ダブルス・シングルス)
3月27日(水)9:00~ 個人戦(ダブルス・シングルス)

 

文/バドミントン・マガジン編集部(本稿はバド×スピ!に掲載するにあたり、一部加筆・修正をしています)

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