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【WTF初日】「勢いとよい感触を持って試合ができた(桃田)」<選手コメント-1>

12月12日に開幕したBWFワールドツアーファイナルズ(中国・広州)。大会初日を終えた選手たちのコメントを紹介しよう。

初日のダイジェストはこちら

【男子シングルス】

桃田賢斗

サミール・バラマ(インド)に2−0で勝利

「コートが滑りやすく、濡れていても拭いてもらえない場面があったので、そこは早めにラリーを切っていきました。コートは濡れていなくても、少し滑りやすいですね。国内の試合(全日本総合)でよい形で勝てて、勢いとよい感触を持ったまま試合ができたと思います。1ゲーム目を取って、2ゲーム目は気持ちが少し楽になりました。今年一度負けている相手で、前回はネット前で翻ろうされたけど、今回は逆に翻ろうできた。疲労がないといえばウソになるけど(入場時の歓声など)応援があるとテンションが上がるし、気持ちよく試合ができたと思います。リラックスしてプレーができて、早い時間に試合が終わったので、それほど(この大会では)疲労は溜まらないと思います」

奥原希望

ミシェル・リー(カナダ)に2−0で勝利

「(会場は)すごく寒くて、入場前に待たされている間に(体が冷えて)足が止まってしまった。相手も同じだったと思います。だから、出だしはラリーがなく互いに単発になりましたが、そこから中盤に抜け出せたのがかったです。(両ゲームとも僅差だったが)トップ8が集まる大会なので、そういうのは当たり前。全然、気にしていないです。(コートについて)同じ組の初戦でも陳雨菲(中国)選手が滑ってレフェリーを呼んでいたので、それが怖かったです。もちろん勝ちたいですが、ここでケガをしてしまったら元も子もない。汗とかすごく注意して見るようにしていました。明日から、もっとレベルが上がると思うので、要所でスピードの変化などをつけて、自分らしいプレーを見せられたらと思います」

山口茜

プサルラ・V.シンドゥ(インド)に0−2で敗戦

「試合を通してレシーブはできていて、我慢するラリーはできていた。ただ、それを意識過ぎてネット前で仕掛けたり、自分から勝負にいったりする場面が少なく、相手にプレッシャーがかからなかったと思う。相手が楽にラリーをできていたかなと。普通なら届かないところも手を伸ばせば届いてしまう(長身の)選手なので、無理に積極的にいっても返される。攻守のバランスが難しいです。初戦を落とし、(グループを)勝ち抜くのはしんどいと思うけど、今大会はプレー内容を重視しているので、大会が終わったときに、自分のプレースタイルが出来上がっていればと思います」

取材・構成/平野貴也

写真/BADMINTONPHOTO

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