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【全日本総合2018】桃田賢斗が西本をファイナル勝負で下し2度目のV!<男子シングルス>

12月2日に開催された“日本一”を決める頂上決戦「第72回全日本総合選手権」(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)。大会最終日は各種目決勝戦が行なわれた。ここでは男子シングルスをダイジェストでお伝えしよう。

トーナメント表・結果は こちら

3年ぶり2度目の頂点をねらう桃田賢斗(写真/NTT東日本)と、2年ぶり2度目の優勝をめざす西本拳太(トナミ運輸)。全日本総合の舞台で二人が対峙するのは、桃田が優勝した2015年の準決勝以来。3年の間にどちらも世界トップレベルの力をつけており、日本最高峰の舞台で互いの全力をぶつけあった。

その第1ゲーム、先制したのは桃田。安定したフットワークとフォームから豪快なスマッシュ、鋭いカットなど精度の高いショットを打ち込み得点を重ねる。対する西本は、ライバルを前に本来のねばり強いラリーができず、ミスを連発。プレーで貫禄を見せた桃田が、21-9で先制し王手をかける。

しかし、簡単には負けられない西本(写真)も第2ゲームでリズムを取り戻して応戦。桃田の攻撃を返しながらチャンスを作り、前半は11-10で折り返す。インターバル後も前後左右に揺さぶる桃田のショットに対応。西本が19-18と先行した局面では、桃田のアウトミスを誘って21-18。西本が第2ゲームを奪い返して1−1のイーブンに持ち込む。

「2ゲーム目は相手の気迫というか、気持ちが入ったシャトルに押された」という桃田だったが、ファイナルゲームは気持ちを切り替えてコートに立つ。すると、序盤で桃田がポイントをつかんで先行。ネット前では、積極的にフェイントを織り交ぜ西本のタイミングを外しポイントを重ねる。11-3とリードを広げると、中盤以降は鋭いスマッシュを突き刺してガッツポーズ。20-11で迎えたチャンピオンシップポイントでは、西本の甘くなったサービスレシーブのロブを、桃田が飛びついてクロススマッシュ一閃! 76分間の激闘を制した桃田が、2015年以来、2回目の栄光をつかんだ。

▼決勝

桃田賢斗(NTT東日本)②〔21−9、18−21、21−11〕1●西本拳太(トナミ運輸)

※桃田賢斗は3年ぶり2度目の優勝

桃田、西本のコメントはこちら

取材・文/平田美穂、バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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