【全日本総合2018】「大満足の試合。感謝の気持ちでいっぱいです」(藤井)<2回戦コメント-2>

日本の頂点を決める「第72回全日本総合選手権」。大会3日目の29日は、各種目で2回戦を実施。ここでは、最後の個人戦として今大会に臨んでいた藤井瑞希/垣岩令佳の試合後のコメントを紹介しよう。

【女子ダブルス】

全日本総合2018
藤井瑞希(左)/垣岩令佳(再春館製薬所)
結果:髙橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)に19-21、19-21で敗戦

――試合を終えて心境は
藤井「予選を突破して、本戦でタカマツペアとできるなんて思っていなかったので。タカマツペアとはナショナルのときからずっと頑張ってきたので、その選手と最後にできて、自分たちのプレーも全力でできたし、大満足の試合でした。感謝の気持ちでいっぱいです。正直、ここまで点数を取れることは想定していなくて。40分以上コートに立てましたし、ただ点数は取れたんですけど、体力でいうといっぱいいっぱい。でも相手はそこまで疲れていないと思います。1球でも多く、とにかく返したいという気持ちでやっていたので、いつもよりレシーブもできたのでよかったです」
垣岩「予選からここまでこられると思っていなくて、最後の相手が…(涙)、最後の相手が、ずっと一緒に頑張ってきたタカマツペアで、自分たちはまた2人らしく、コートの中では笑顔で最後までできたので、もう悔いはないです」
――試合前に2人で話したことは。
藤井「話しても緊張するだけですし、出だしからこの場に立てたということがうれしかったので。何かを話したわけじゃないんですけど、昨日の夜も連絡を取り合って、明日が最後になると思うから、とにかく楽しもうねって2人でいいました」
――最後の全日本を終えて。
垣岩「本当に、ここまで藤井先輩と一緒に頑張ってこられて幸せです」
――タカマツペアと対戦できたことに対して。
藤井「少し前に(練習で)、ユニシスさんに行ったりとかして、『当たるかもね』と話していた。こういうめぐり合わせは決まっていたのかなと思っていて…。予選の2回戦、負けそうになったときがあったんですけど、そこを勝ったからこそタカマツペアに戦えたので、本当に悔いはないです。髙橋松友ペアに負けて終われるのはうれしかったです」
垣岩「先輩が本戦のクジを引いたんですけど、まさか本当にこの山に入ると思っていなくて。これも何かの縁といいますか、ずっと(ナショナルで)一緒に頑張ってきたので。本当に最後は、全力を出しきれてよかったです」
――これからも戦いが続く2人にどんなエールを送りたいか。
藤井「私たちがナショナルにいるときから(二人は)実力はあっても五輪レースを回れなかったりとか、下積みが長い中でリオ五輪で金メダルを取って、そのあとも退かずに試合にしっかり出続けて日本を引っ張ってくれているので、ほかのダブルスが強くなっていると、私はずっと思っています。本当に大変だと思うんですけど、2人が悔いなく終われるようにこれからも頑張ってほしいです」
垣岩「昨日、『先輩たちがいなかったら、ここまで強くなっていなかった』という(髙橋のコメントが載った)記事を見させてもらいました。いまの代表の子たちはタカマツが引っ張ってくれていると思うので、大会数は増えましたけど、ケガがなく頑張ってほしいなと思います」

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳

投稿日:2018/11/30
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