【世界ジュニア2018】日本は王者中国に2−3で惜敗…。6年連続銅メダルが確定<団体戦準決勝>

11月9日に開催されたBWF主催の世界ジュニア2018(カナダ・マーカム)5日目は、団体戦・決勝トーナメントが行なわれた。

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3日目決勝トーナメント準々決勝の結果はこちら

世界ジュニア2018

準々決勝で台湾を下してメダルを確定させた日本は、準決勝で団体戦4連覇中の中国と対戦。7月のアジアジュニアU19決勝戦では0−3で敗れた相手に、日本は接戦を展開する。まず、第1試合に組まれた混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏(写真前)が、アジアジュニア混合ダブルス王者の郭新娃(グォ・シンワ)/劉玄炫(リュウ・シュェンシュェン)に勝利をつかむ。第1ゲームこそ17-21で落とした緑川/齋藤だが、第2ゲームは23-21で奪い返して1−1に。ファイナルゲームでは、21-12と相手を突き放し、チームに貴重な1勝をもたらす。

この流れに乗ったのは、男子シングルスの奈良岡功大(下写真)。10月のユースオリンピックで優勝を飾っている李詩灃(リ・シーフォン)を、ファイナル勝負の末に撃破。90分の長丁場を、最後は21-18で制して日本が先に王手をかけた。
世界ジュニア2018

なんとかこの流れを勝利につなげたい日本だったが、ジュニア世代ではつねに前を行く中国が、土壇場で底力を発揮した。男子ダブルスはアジアジュニア優勝ペアに中山裕貴/緑川大輝が14本、17本で敗戦。続く女子シングルスに登場した水井ひらりは、1−1で迎えた最終ゲーム、20オールから先に相手に抜け出され惜敗。2−2で逆王手をかけられた日本は、最後の女子ダブルスに臨んだ福本真恵七/齋藤夏が、アジアジュニアで銅メダルを獲得しているペアに0−2で敗れ、無念の逆転負け。あと一歩まで中国を追い詰めた日本は、6年連続で銅メダルとなった。

もう一方の山では韓国とインドネシアが準決勝を戦い、韓国が3−1で勝利。決勝は中国と韓国が激突する。

準決勝の結果は以下の通り。

※過去の世界ジュニア関連の記事は こちら

【決勝トーナメント】

▼準決勝(9日)

日本(C組1位) 2−3 中国(A組1位)

XD緑川大輝/齋藤夏②〔17−21、23−21、21−12〕1●郭新娃/劉玄炫62分

MS奈良岡功大②〔21−12、19−21、21−18〕1●李詩灃90分

MD中山裕貴/緑川大輝●0〔14−21、17−21〕②邸子健/王昶36分

WS水井ひらり●1〔21−14、12−21、20−22〕②王祉怡77分

XD福本真恵七/齋藤夏●0〔13−21、15−21〕②劉玄炫/夏玉婷46分

世界ジュニア2018
女子シングルスの水井ひらりはファイナルゲーム20オールと競ったが最後の2点が遠かった
世界ジュニア2018
予選リーグのタイ戦では白星をつかんでいた福本(左)/齋藤だったが、強敵を前にストレートで敗戦

韓国 3−1 インドネシア

▼8日(準々決勝)

韓国(F組1位) 3−1 インド(E組1位)

インドネシア(H組1位) 3−0 デンマーク(G組1位)

◆日本選手団

【選手】

中山裕貴、緑川大輝、加藤太基、武井優太(埼玉栄高3年)

一井亮太(水島工高3年)

奈良岡功大(浪岡高2年)

河村翼、川本拓真、秦野陸(埼玉栄高2年)

水井ひらり、福本真恵七(ふたば未来学園高3年)

吉田瑠実、齋藤夏(埼玉栄高3年)

木村早希、大石悠生(青森山田高3年)

染谷菜々美、内山智尋(ふたば未来学園高2年)

高橋美優(青森山田高1年)

郡司莉子(八代白百合学園高1年)

【スタッフ】

団長:田部井秀郎(日本協会ジュニア強化部長)

総監督:長谷川博幸(日本ジュニア強化部ヘッドコーチ)

男子監督:友金幸雄(日本協会ジュニア強化部員)

女子監督:明神憲一(日本協会ジュニア強化部員)

男子コーチ:林貴昭(日本協会ジュニア強化部員)

女子コーチ:井田貴子(日本協会ジュニア強化部員)

トレーナー:升巴七都希(株式会社ロコ・ケア)

映像分析:萩森涼(JSCハイパフォーマンスサポート事業スタッフ)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2018/11/10
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