【アジア大会】髙橋&松友、福島&廣田がメダルを確定!タカマツは2大会連続<個人ダブルス2回戦・準々決勝-1>

4年に一度開催されるアジアのビッグイベント「第18回アジア大会」のバドミントン競技は25日、女子シングルスと男子ダブルスの2回戦、男子シングルスの3回戦、女子ダブルスと混合ダブルスの準々決勝が行われた。ここでは、女子ダブルスの日本選手の結果をお伝えしよう。

【女子ダブルス】

アジア大会

3位決定戦が行なわれないため、勝てばメダルが決まる準々決勝。2014年の前回大会で銀メダルを獲得している髙橋礼華(写真左)/松友美佐紀が、韓国の若手ペアを2-0で破って2大会連続のメダルを確定させた。相手は6月のマレーシアOPで米元小春/田中志穂に勝つなど実力あるペアだったが、髙橋/松友が終始ゲームを支配。相手の攻撃を巧みにかわして第1ゲームを10本で奪うと、第2ゲームも相手を崩して攻撃へ展開。余裕を持った試合運びで、わずか7本に抑えて勝利をつかんだ。

福島由紀/廣田彩花も、韓国ペアを2-0で下した。相手は世界ランク8位の李紹希/申昇瓚(イ・ソヒ/シン・ソンチャン)。「最初から自分たちの攻撃の形をつくっていけた」(廣田)と第1ゲームをテンポよく21—13で先制。第2ゲームは9-13と先行されたものの、我慢のレシーブから攻撃に展開した福島/廣田が逆転に成功。初対戦の相手を見事に攻略し、17本で振りきった。

◇選手コメント

髙橋「この点差で勝てる相手ではないと思っていたので、正直びっくりしています。相手は二人とも攻撃型のペアですが、そこをしっかりと封じ込むことができました。レシーブ場面から自分たちの攻撃の形をつくれたことが一番よかったです。準決勝も今日以上のパフォーマンスができれば結果は付いてくると思う。相手どうこうというより、自分たちのプレーをすることを心がけたい」
松友「昨日は少し実力差のある試合だったので、今日の試合に入るときはとても緊張しました。でも、団体戦から強打を打つ選手とプレーすることができていたので、『あの球を取れていたら怖くない』という気持ちも少しありました。ガツガツ打ってくる相手に対してレシーブから崩して自分たちの攻撃に持っていくことができたと思います」

アジア大会
福島(写真左)「2ゲーム目は攻めきられる場面が多かったのですが、そこをレシーブしながら乗り越えられれば、自分たちに絶対チャンスがあると思っていました。自分たちが攻めたほうがいいとコーチとも話し合って、そこで攻めていった結果、自分たちに有利な展開も増えたので、しっかり逆転することができたと思います。(メダル獲得が決まって)今日はメダルを意識せずに入れた。勝ってホッとしているのもありますが、メダルを取った実感はまだないです」
廣田(写真右)「最初から自分たちのほうが攻撃の形をつくっていけたのがよかった。2ゲーム目は少し風の影響もあったりしてレシーブのタイミングが合わずガチャガチャしましたが、また最初のように球を沈めて攻撃の形を作れたのが逆転できた要因。そこを我慢できたのがよかった。(メダル獲得が決まって)ホッとしている気持ちと、まだまだ明日も試合がありますし、気持ちを引き締めてやらなきゃなという両方の気持ちです」

▼準々決勝
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−10、21−7〕0●金慧麟/孔熙容(韓国)32分
福島由紀/廣田彩花②〔21−13、21−17〕0●李紹希/申昇瓚(韓国)55分
▼準決勝
髙橋礼華/松友美佐紀 - ポリイ/ラハユ(インドネシア)
福島由紀/廣田彩花 - 陳清晨/賈一凡(中国)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原 淳

投稿日:2018/08/26

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