【Super500】奥原希望が久々に決勝の舞台へ!常山幹太は初のファイナル進出!<タイOP>

7月14日に開催されたBWFワールドツアー・タイOP(バンコク・Super500)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。

男子シングルスは常山幹太が初の決勝進出を決めた。準決勝の相手は、34歳のベテラン、ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア)。2004年アテネ五輪銅メダルを獲得した実績のある相手に対し、常山は第1ゲームを21-13を先制。しかし、第2ゲームは相手に奪われ、勝負の行方はファイナルゲームに持ち込まれた。すると、最終ゲームの後半からシーソーゲームの展開となり20-21でソニーのマッチポイント。しかし、ここから3連取した常山が23-21で接戦をモノにし、Super500以上の大会では初の決勝進出を決めた。

タイOP2018
ベテランの試合巧者・ソニーを下した常山幹太

女子シングルスは奥原希望と、前日の準々決勝で山口茜を破ったベイウェン・ツァン(アメリカ)が対戦。第1ゲームを21-17で制した奥原が、第2ゲームもそのまま押し切って21-10で快勝。昨年の韓国OP以来の決勝進出を決めた。

タイOP2018
2−0のストレートで勝利した奥原希望

3組が勝ち上がった男子ダブルスは、遠藤大由/渡辺勇大がタイペアを2−0で退けて決勝に進出。園田啓悟/嘉村健士と井上拓斗/金子祐樹の日本人対決は、園田/嘉村が21-19、21-17で接戦を制した。決勝戦はマレーシアOPに続き、日本ペア同士の対戦が決まった。

タイOP2018
日本人対決を制した園田啓悟(左)/嘉村健士

また、髙橋礼華/松友美佐紀と米元小春/田中志穂が準決勝に進出した女子ダブルス。髙橋/松友は準々決勝で福島由紀/廣田彩花を破ったタイのジョンコパン/ラウィンダと対峙すると、16本、17本に抑えて勝利。米元/田中はインドネシアのポリイ/ラハユを相手に第1ゲームを15本で失うと、第2ゲームも終盤まで続いた競り合いを相手に抜け出され18-21で敗戦。ベスト4に終わった。

タイOP2018
先々週のマレーシアOPに続いて決勝進出を決めた髙橋礼華(左)/松友美佐紀

準決勝の結果、7月15日の決勝戦の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

常山幹太②〔21−13、14−21、23−21〕1●ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア)69分

トミー・スギアルト(インドネシア)②〔21−15、21−12〕0●サッパニュ・アビヒンサノン(タイ)39分

▼決勝

常山幹太 − トミー・スギアルト(インドネシア)

【女子シングルス】

奥原希望②〔21−17、21−10〕0●ベイウェン・ツァン(アメリカ)34分

プサルラ・V.シンドゥ(インド)②〔23−21、16−21、21−9〕1●グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)60分

▼決勝

奥原希望 − プサルラ・V.シンドゥ(インド)

【男子ダブルス】

遠藤大由/渡辺勇大②〔19−21、22−20、21−10〕1●ボディン/マニーポン(タイ)70分

園田啓悟/嘉村健士②〔21−19、21−17〕0●井上拓斗/金子祐樹34分

タイOP2018
地元タイ選手に2−1で勝利した遠藤大由(右)/渡辺勇大
タイOP2018
インドネシアOPに続く連続の決勝戦進出とはならなかった井上拓斗/金子祐樹(右)

▼決勝

遠藤大由/渡辺勇大 − 園田啓悟/嘉村健士

【女子ダブルス】

ポリイ/ラハユ(インドネシア)②〔21−15、21−18〕0●米元小春/田中志穂45分

髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−16、21−17〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)50分

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米元小春(左)/田中志穂は昨年末のスーパーシリーズファイナル以来の決勝進出はならず

▼決勝

髙橋礼華/松友美佐紀 − ポリイ/ラハユ(インドネシア)

【混合ダブルス】

C・アドコック/G・アドコック(イングランド)②〔21−16、19−21、21−7〕1●王齊麟/李佳馨(台湾)50

ファイザル/ウィジャヤ(インドネシア)②〔21−15、21−16〕0●魯愷/陳露(中国)32分

▼決勝

C・アドコック/G・アドコック(イングランド) − ファイザル/ウィジャヤ(インドネシア)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2018/07/15

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