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【大会情報】パラバドミントン国際大会が9月26日に都内で開幕!

フォトセッションに臨んだ選手・関係者(後列左から、公文辰男氏〔ヨネックス㈱〕、戸田茂晴氏〔ダイハツ工業㈱〕、藤原大輔、豊田まみ子、吉留学氏〔ヒューリック㈱〕、平野一美氏、前列は山崎悠麻)
フォトセッションに臨んだ選手・関係者(後列左から、公文辰男氏〔ヨネックス㈱〕、戸田茂晴氏〔ダイハツ工業㈱〕、藤原大輔、豊田まみ子、吉留学氏〔ヒューリック㈱〕、平野一美氏、前列は山崎悠麻)

6月15日(金)、パラバドミントン日本代表の拠点・ヒューリック西葛西体育館において、『ヒューリック・ダイハツJAPANパラバドミントン国際大会2018』の開催が発表された。

本大会は15ある世界バドミントン(BWF)公認大会の一つ。昨年、日本初の国際大会として28か国、175名の選手が参加して行なわれ、日本勢は16個のメダルを獲得している。今年は日本代表として36名の選手が参加する予定で、日本障がい者バドミントン連盟の平野一美理事長は「東京パラリンピックが開催される2020年以降に向けての普及・強化を考え、強化選手29名に次世代の選手7名も加えた選手構成になる。競技を知らない方が会場を訪れても、何かを得て帰っていただけるようなアイディアを加えていきたい」と、抱負を語った。

また、この大会はパラバドミントンのよき理解者「ヒューリック株式会社」「ダイハツ工業株式会社」「ヨネックス株式会社」が全面的にバックアップしており、会見では各社の出席者が挨拶を行なった。

「今大会が開かれる頃、ちょうど東京パラリンピックまで丸2年を切ることになる。大会をぜひ裾野を広げる機会に」(吉留学・ヒューリック株式会社代表取締役)、「マレーシアやインドネシアといったバドミントンを国技としている国と接点があるので、バドミントンは身近な存在。モノづくりだけでなく、地域との接点をつくる『コトづくり』の一環として、貢献していきたい」(戸田茂晴・ダイハツ株式会社取締役・専務執行役員)、「健常者のプレーヤー人口は800万から900万人。パラバドミントンをどれだけ増やせるか、ここから話題を広げていきたい」(公文辰男・ヨネックス株式会社執行役員・営業本部副部長)と、各社からも今大会にかける熱い意気込みが語られた。

なお、大会は9月26日(水)~30日(日)の5日間、東京都町田市立総合体育館にて開催される。

◇出場予定選手のコメント

山崎悠麻(WH1=クラス分けは下表を参照)

「昨年たくさんの方にお越しいただき、ホームの応援の力をお借りしてシングルスで優勝することができました。今年もたくさんの方に応援の力をいただいて、シングルスでの2連覇と、ダブルス、ミックスでもメダルが取れるといいなと思っております。

私は健常の頃からバドミントンをやっていましたので、力を入れているのは技術。とくに、サービスとクリアーは見ていただきたいところです。また、私のクラスでは車いすの操作と、ラケットプレーの連動も見所なので、そこも見てください」

藤原大輔(SL3)

「昨年この大会でシングルス優勝したことで、この場に立たせていただいていて、1年の経つのは早いと感じています。今シーズンはまだ優勝がないのですが、この大会は自分にとって、これまで勝てなかった相手に勝てた縁起のいい大会。翌月にアジア・パラリンピックという大きな大会を控えていますので、その前哨戦としてここで勝って弾みをつけたいと思っています。

ハーフコートで戦う僕のクラスの試合は、まるで修行のようにラリーが長く続きます。ねばりのプレーと、緩急を見てもらいたいです」

豊田まみ子(SU5)

「昨年は残念ながらメダルが取れませんでした。その悔しさをバネに今年はメダルを取りたい。また、こうして大会が開催できるのは、スポンサーの皆さん、町田市の皆さんをはじめとしたたくさんの応援があってのものなので、皆さんへの感謝の気持ちも忘れず、自分にできることは結果を出すことだとも思っています。

私のクラスの見所は、一般の健常者のプレーヤーに負けないスピードのある、攻撃的なプレー。フィジカル、精神面と、課題はたくさんありますが、絶対に勝ちたいという気持ちで頑張ります」

取材・文/永田千恵

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