【ト杯ユ杯】「第1シードの女子は優勝のチャンスがある」朴柱奉HC

ト杯ユ杯記者発表

5月20日からタイ・バンコクで開催される世界国・地域別対抗戦「トマス杯・ユーバー杯」に先立ち、同大会の日本代表選手発表とバドミントン日本代表の2018年度オフィシャルスポンサーおよび新ユニフォーム発表の記者会見が、5月10日、味の素ナショナルトレーニングセンターで行なわれた。

記者発表では、日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事が、近年の国際大会での好成績を踏まえ「これを2020年につなげ、2024年、2028年と飛躍するために、さらに力を入れていく」と今後のバドミントン界の展望についての力強いあいさつ。その後、オフィシャルサプライヤーであるヨネックス株式会社、オフィシャルスポンサーのダイハツ工業株式会社、株式会社JTB、リンナイ株式会社、ライフカード株式会社、全日本空輸株式会社の各社関係者が紹介された。

これまでもオフィシャルサプライヤーとして日本代表を支えてきたヨネックスの林田草樹代表取締役社長は、あいさつの冒頭で新たにスポンサーとなった各社への感謝を口にし、さらに「これからもいいものを作り、いいものを使っていただくことで力になれたら。やるスポーツ、観るスポーツとしてバドミントンの普及・発展を支えていくことが私たちの使命」と、日本代表だけでなく、日本バドミントン界への思いを熱い言葉で語った。

続いて、日本代表の新ユニフォームが発表となり、モデルとしてトマス杯でキャプテンを務める嘉村健士とユーバー杯でキャプテンを務める髙橋礼華が登壇。新素材ベリークールドライと最大可動域を実現する新機能・新形状を採用したウェアについて「軽くて柔らかく、動きやすい。また、汗をかいてもドライで重く感じない」と嘉村が笑顔で使用感を語れば、縁起がよいとされる日本の伝統柄『矢羽根(やばね)』をモチーフにしたデザインについて「攻めているなと思った。私のプレーも攻めのスタイルなので、このウェアで攻めていきたい」と、髙橋は自身のプレースタイルになぞらえて語るなど笑いを誘った。

その後に行なわれた日本代表選手発表では、朴住奉(パク・ジュボン)ヘッドコーチ以下、代表選手男子10名、女子10名が発表され、登壇。「第1シードの女子は優勝のチャンスがある。また、男子はまずは準決勝に進むことが最初の目標になる」と朴ヘッドコーチは冷静に展望を語ったが、一方で「ベストを尽くせば優勝できるチーム。2回目の優勝をめざす」(嘉村)、「一戦一戦ねばり強く、優勝をめざして頑張りたい」(高橋)と、男女ともに“優勝”を意識しながらの戦いになる。

男子は4年ぶり、また女子は37年ぶりの頂点となるか――。

取材・文/田辺由紀子

写真/菅原淳

投稿日:2018/05/10
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