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【世界選手権】髙橋&松友が薄氷の勝利もメダル確定!<女子ダブルス>

8月25日に開催された第23回世界選手権(スコットランド・グラスゴー)5日目は、各種目準々決勝が行なわれた。

女子ダブルス準々決勝、日本勢で最初に登場したのはリオ五輪金メダリストの髙橋礼華/松友美佐紀。昨年の香港OPで苦杯を喫した包宜鑫/于小含(中国)と対戦した。

第1ゲームから先手を打ったのは髙橋/松友。堅いレシーブからチャンスを作り得点を重ね、21-13で先制する。第2ゲームに入ってもラリーを完全に掌握し、12-0と大量リードを奪った日本ペア。圧勝するかと思われたが、ここから中国ペアの逆襲が始まる。前半のプレーから一転、アグレッシブに攻撃を仕掛けると、中国ペアが6連続得点などで19-19まで追い上げた。

なんとか立て直したい日本ペアだったが、デュースに入ってからもチャンスで決めきれない。逆に、力で押し込んだ中国ペアが第2ゲームを27-25で制した。

これで流れは中国に傾きかけたが、ファイナルゲームは気持ちを切り替えて臨んだ髙橋/松友。髙橋が「(前日の接戦の場面と同じく)オリンピックのときと同じ気持ちで戦いました。ああいう形で第2ゲームを負けてしまい、ここで勝つのと負けるのとでは、ぜんぜん違うと思った」というように、再びリズムを取り戻した2人は、レシーブから好機を探りポイントをつかむ。相手も引かず、互いに点を奪い合うと、スコアは16-16。両ペアともに苦しい場面だったが、先に抜け出したのが経験豊富な髙橋/松友だった。

相手の連続ミスに加え、髙橋の強打で19-17。包宜鑫/于小含もねばり強さを見せたが、最後は振り切った髙橋/松友が21-19で勝利。ギリギリの戦いを制し、世界選手権で初のメダルを確定させた。

 

▼選手コメント

髙橋「大量リードをしたことでメダルへの欲がすごい出てしまい、そこで意識して自分たちのプレーが硬くなってしまいました。ファイナルゲームは気持ちをリセットして、昨日と同じくオリンピックだと思って臨みました」

松友「相手が開き直ってガンガン攻めてきたのに対し、それまでやっていた自分たちのプレーから、少し置くプレーになってしまいました。1ゲーム目と、(第2ゲーム)15点目までやっていたプレーと、違うプレーになってしまった。でも、そこからファイナルゲームで切り替えて、自分たちの形を出すことができたのはよかったと思うし、明日につながると思います」

 

【女子ダブルス】

髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−13、25−27、21−19〕1●包宜鑫/于小含(中国)84分

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

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