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【全日本総合】前回王者の西本拳太、佐藤冴香が準々決勝へ!<2回戦ダイジェスト>

11月30日に開催された第71回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは男女シングルスをダイジェストで振り返る。

【男子シングルス】

前回の覇者で第1シードの西本拳太(上写真/トナミ運輸)が、インカレ4強の牧野桂大(筑波大3年)を13本、18本におさえて準々決勝に進出。会場の注目を集めた桃田賢斗(NTT東日本)は、ベテランの古財和輝(龍谷大職員)に第1ゲームを奪われたものの、第2ゲーム以降は主導権を握って2−1で逆転勝利。ベスト8入りを決めた桃田は、「3ゲーム目でやっと自分らしいプレーができた。今日の3ゲーム目の感覚を、明日は1ゲーム目から出せるようにプレーしたい」と次戦の抱負を語った。

同期対決となった常山幹太(トナミ運輸)と古賀穂(早稲田大3年)の勝負は、常山が2−0のストレートで勝利。また、同じく上田拓馬(日本ユニシス)と松川直弘(勝山市役所)の同期対決は、A代表の上田に軍配があがった。

高校1年生の奈良岡功大(浪岡高)は、A代表の五十嵐優(中央大4年)に0−2で敗れ、2回戦突破はならず。試合後、奈良岡は「すごく悔しい。自分のペースに持ち込むことができなかった」と敗戦を振り返っている。

なお、男子シングルスは第1〜8シードの選手が順当に勝利をつかんで2回戦に進出している。

【女子シングルス】 

前回優勝の佐藤冴香(ヨネックス)が、ファイナル勝負の接戦を切り抜けてベスト8に進出した。試合後、佐藤は「ファイナル18-19になったときは、正直『やばいな』と思いました(苦笑)」と振り返ったが、最後は女王の意地で勝ちきってみせた。同じく、昨年のファイナリストである山口茜(再春館製薬所)も、ファイナルゲームにもつれた試合を勝利し、2回戦突破を決めている。

このほか、大堀彩(トナミ運輸)、川上紗恵奈(北都銀行)、仁平菜月(トナミ運輸)ら、若手選手がそれぞれ強敵を退けて準々決勝へ。橋本由衣(NTT東日本)との同チーム対決を制したA代表の三谷美菜津も8強に進出。峰歩美(再春館製薬所)とB代表の髙橋沙也加(日本ユニシス)の勝負は、21-19、21-16で峰が制してベスト8入りを決めている。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/川口洋邦、幡原裕治

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