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【ジャパンOP】タカマツ、格の違いを見せてV<女子ダブルス決勝>

9月24日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(東京体育館・SS)の最終日は、各種目の決勝が行なわれた。

女子ダブルス決勝は、この大会3年ぶりの優勝をねらう、世界ランク1位の髙橋&松友と韓国ペアとの対戦。高成炫との混合ダブルスで世界ランク1位にも立った金ハナと20歳・孔熙容の二人は今大会、予選から出場しながらすべてストレート勝ちを収めている。

第1ゲームは中盤まで一進一退の攻防が続き、12オールから金ハナの攻撃的なプレーで流れをつかんだ韓国ペアが17-14とリードを広げたが、ここからタカマツが持ち前の連係のよさを発揮。6連続ポイントをあげて逆転で、このゲームを奪った。2ゲーム目も5オールからタカマツが抜け出すと、テンポの速い展開で試合を支配。リードを保ちながら、21-16で歓喜の瞬間を迎えた。

 

【女子ダブルス】

髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−18、21−16〕0●金ハナ/孔熙容(韓国)56分

 

▼選手コメント

優勝…髙橋/松友(会見から)

――試合を振り返って。

髙橋「昨年はオリンピック後、初めてのスーパーシリーズがこの大会でした。あの状態(練習がほとんどできていなかった)で決勝までいけると思っていなかったんですが、決勝で負けた悔しさもあったので、今年こそは優勝したいという気持ちでコートに入りました。相手の韓国ペアは予選から勝ち上がってきていて、やはり勢いがあるなと思っていました。

金ハナ選手とは2~3年ぶりくらいの対戦で、昨日の夜からすごく楽しみでしたが、自分たちは金ハナ選手と最後に戦った日から、絶対に成長していると思って挑みました。パートナーの若手選手もいままでの韓国でいなかったようなプレーをガツガツしてきたので、これからこわい相手になるかなと思いましたが、実力的にもコンビネーションでも自分たちは負けないと思っていました」

松友「先週の韓国オープンとジャパンオープンで久しぶりに準決勝、決勝で試合することができて、いままでと違う見え方だったり、自分たちのプレーだったりをたくさんできたと思います。また今日、久しぶりに金ハナ選手と試合をして、とてもうまいなと思いましたし、自分自身もまだまだできることがたくさんあるというイメージがあらためて湧きました。(金ハナ選手は)これから女子ダブルスでも試合に出てくる雰囲気もあるので、またたくさん試合ができるのが楽しみですし、自分たちもいまよりもっといろいろなことができるように、あらためて頑張っていきたいなと思いました。

――リオ五輪以降、いろいろなプレーを試していると思うが、どのようなところが成長していると思うか

髙橋「とくに今日は後ろから打っていても相手の立っている位置が見えていたり、金ハナ選手に対してもスマッシュのコースの打ち分けを考えながらできていました。後ろからただ打つだけではなくて、相手の位置をしっかり後ろで1回見て、打つことが最近できているなと思っています。

また、私が前で松友が後ろにいるときも多いと思うんですが、その中でも、私が後ろ、松友が前という自分たちの形にスムーズに戻れるようになっています。前だったら、早く自分たちのいい形をつくらないといけないとあせっていたんですけど、いまは逆の形での強さも出てきていると思います」

松友「私自身はゲームの展開をつねに判断して、相手をどう動かせばいいか、どう崩してスペースをあけるか、そのうえで自分たちのリズムで攻められるように、ゲームメイクできるように、ということを意識しています。まだまだですけど、以前よりは見え方が変わってきたり、できることが少しずつではありますが増えてきているので、これからもっともっとできるようになればなと思っています」

――松友選手がいう、違う「見え方」とは?

松友「言葉にするのは難しいんですが、自分と相手との間合いだったり、相手(二人)の間の距離だったり、相手を意識させてスペースを大きく作ったりとか、相手と自分の距離感が前よりもちょっと明確になってきているかなと思います」

――3年ぶりの日本でのタイトル。これまで多くのタイトルを獲得しているが、試合後の歓声などを受けての率直な気持ちは。

髙橋「この前レジェンドビジョンというイベントに出させてもらって、レジェンドの方たちが入場するときにリー・チョンウェイ選手がスーパーシリーズで40勝以上していると紹介されていました。自分たちは、今日で9勝目。それもなかなかすごいことなんですけど(笑)、チョンウェイ選手の数字を見たら、おめでとうといわれることはすごくうれしいのですが、9勝でまだ満足できないというか。中国の於洋&王暁理、田卿&趙蕓蕾ペアにしてももっと勝っていると思いますし、自分たちもまだまだ数字をのばしていきたいという気持ちになっています」

松友「海外だと自分たちがわからない言葉が飛び交っているので、そういう意味では、周りが気にならずに試合ができます。日本だと当たり前ですけど、何をしゃべっているかが全部聞こえるので(笑)。でもそれも今年はとくに楽しめたかなと思いますし、今日は競っている場面でもたくさんの方が声をかけてくれて、ホームだなと感じました。たくさんの方に応援していただける中で試合ができるのは、あらためて幸せだなと思いましたし、その中で、自分たちが楽しいと思えるプレーができるのが一番幸せだなと思うので、本当にありがとうございましたと伝えたいです」

準優勝…金ハナ/孔熙容(韓国)

「ここまで来られると思わなかったので、決勝で戦えてうれしいです。相手は、準決勝で戦ったペア(福万/與猶)よりも守備力も攻撃力も高いペア。相手のミスがもう少し出てくれればよかったのですが(笑)、それがなくて、自分たちの気持ちがあせって少し急いでしまいました」

「ここまで引っ張ってくれて、キムさんに感謝します。今回、キムさんとのペアで学べたのは、気持ちがあせってしまっても、キムさんが安定したプレーをしてくれて、それで自分が落ち着こうという気持ちになれたことです」

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

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