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【ジャパンOP】井上&金子はインドネシアペアの壁破れず<男子ダブルス決勝>

9月24日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(東京体育館・SS)の最終日は、各種目の決勝が行なわれた。

男子ダブルスでは、日本勢初の決勝進出を果たした井上拓斗(右)/金子祐樹

男子ダブルス決勝は、スーパーシリーズ初の決勝進出を果たした井上拓斗/金子祐樹が登場。世界ランク2位のギデオン/スカムルジョ(インドネシア)と対決した。第1ゲームは序盤から速いタッチで仕掛ける相手に押し込まれる場面が多く、12-21で先制を許す。ここから巻き返しを図りたい井上/金子だったが、攻勢をかける相手に対して第2ゲームも主導権を握れず、15-21で敗戦。快挙達成はならなかったものの、地元である日本で準優勝という好結果を残した。

優勝したギデオン/スカムルジョは、4月のマレーシアOP以来のSSタイトル獲得となった。

【男子ダブルス】

ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)②〔21−12、21−15〕0●井上拓斗/金子祐樹29分

 

▼選手コメント

優勝…ギデオン/スカムルジョ(インドネシア)

ギデオン(左から2番目)「大会全体を通して、非常によくプレーできたと思っています。ただ1回戦、2回戦はなかなか試合を支配することができない部分もありました。コートに慣れなかったこと、先週の韓国オープンとシャトルが違ったことなど、要因は考えられます。決勝はもう少し接戦になるのではないかなと予想していました。相手が少し緊張していたり、あわてていたりした部分があったのではないかなと思います」

スカムルジョ「自分たちのプレーに対してかなり満足しています。とくに準決勝、決勝に関しては楽しんでプレーすることができました。ここのところ負けが続いていて、タイトルを取ることができていなかったので、この勝利は非常に大きな意味があります。今後はいろいろな目標がありますが、つねに最高のプレーをすること。それを一番の目標にプレーしていきます」

準優勝…井上拓斗/金子祐樹

井上(右端)「前に入ろうとして打った球が入らなかったり浮いていたりして、レシーブに回ることがすごく多かったです。相手の得意なパターンで最後まで試合が進んだことが敗因だと思います。表彰台に上がったとき、隣の相手を見て、一番高い所に立ちたいと思いました。そして、観客席を見渡して、本当に申し訳ない気持ちになりました。でも、日本で行なわれた大会で決勝まで上がれたことは自信になりますし、いまの男子ダブルスは1回戦から紙一重の戦いが多いなか、勝ちきって決勝まで上がれたことはよかったです。今後は日本一になること、国際大会でも確実に勝つことが目標。スーパーシリーズに出られることがあれば、また決勝の舞台に立って、次は優勝できるように頑張りたいです」

金子「昨日までは相手のよさを消しながら、自分たちのいいところを出していけましたが、今日の試合に関しては相手のよさを封じることができず、相手のペースのまま試合が進んでいってしまいました。今大会は、決勝の試合だけを見れば本当に不甲斐ない試合でした。でも、昨日の準決勝をファイナルで競り勝てたこと、世界トップレベルの選手に勝てたことは、今大会の一つの大きな収穫です。

もちろん、一番にはなれなかったので満足はしていませんが、日本で行なう国際大会の一番大きな大会で決勝まで来られた喜びはもちろんあります。たくさんのお客さんの前でプレーできてよかったです」
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
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