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【佐賀全中2017】猪苗代が埼玉栄を撃破し4年ぶりの頂点に!<男子団体>

佐賀全中2017

8月23日に開催された第47回全国中学校大会(佐賀県・佐賀県総合体育館)2日目は、男女ともに団体戦が行なわれた。22日には団体戦の1回戦が行なわれ、23日は2回戦から決勝までが実施されている。

 

4戦全勝をあげて猪苗代を優勝へとけん引した主将の山下啓輔

 

激戦の多かった男子団体の頂点に立ったのは、第1シードの猪苗代(福島)。準々決勝は北信越1位の東新潟(新潟)に対して勝負は第2複までもつれたが、これを2-1で突破すると勢いを加速。準決勝では2年連続で4強入りを果たした大原野(京都)をストレートで破り、決勝では強豪の埼玉栄(埼玉)を2-0に抑えて4年ぶりの栄冠をつかみ取った。

なお、もう一つの3位入賞校は、聖ウルスラ学院英智(宮城)。前回大会では緒戦敗退(2回戦)と涙をのんだチームが、ノーシードから激闘を制して準決勝まで勝ち進んだ。

 

猪苗代のエースダブルスとしてチームを支えた末永逸貴(左)/杉浦壮哉

 

前回大会で緒戦敗退を喫した埼玉栄は決勝進出を果たしたが、頂点にはあと一歩届かず(写真はエースの内野陽太)

 

【優勝コメント】

☆齋藤 亘 監督
「今回の決勝は、県大会や東北大会などを通してベストの試合ができたと思います。かけてきたこの舞台で力を出しきれる選手たちの凄さをあらためて感じました。とくに主将の山下は決勝まで2度もファイナルをしていて一番きついはずでしたが、決勝は彼の勢いがほかの選手たちを引っ張り、勝利につながったのではないかと思います」

 

☆山下啓輔 主将
「優勝できてすごくうれしいです。チームは過去3年間優勝できていなくて、今年はなんとしても勝ちたいと思っていました。準々決勝の東新潟戦は自分が負ければチームも負けてしまうところまで追い込まれましたが、ここを乗り越えられたから決勝でいいプレーができたのかなと思います。応援してくれている保護者や指導者の方々、コートに立てなかった選手が最大限サポートしてくれたことがコートに立った選手の力になり、今回の優勝につながったと思います」

 

▼準々決勝
猪苗代(福島) 2-1 東新潟(新潟)
大原野(京都) 2-0 星陵(静岡)
聖ウルスラ学院英智(宮城) 2-1 北野(北海道)
埼玉栄(埼玉) 2-1 浪岡(青森)

 

▼準決勝
猪苗代 2-0 大原野
埼玉栄 2-0 聖ウルスラ学院英智

 

▼決勝
猪苗代   2-0   埼玉栄
末永逸貴/杉浦壮哉 打切り 柴田拓実/本田 光
山下啓輔 2-0 内野陽太
稲光翔太郎/武井凜生 2-0 山崎諒羽/野口翔平

 

※3面展開で同時に試合がスタートしたため、勝負がついた時点で第1複は打切りに
※準々決勝以上を掲載

 

24日は、個人男女ダブルス・シングルスの2回戦から準々決勝が佐賀県総合体育館で行なわれる(1回戦は23日に実施)。試合開始時間は9時を予定。

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

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