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【帰国コメント③】「ずっとねらっていた優勝が思った以上に早くできてホッとしている」(嘉村)<オーストラリアOP>

6月26日、2週続けて行なわれたインドネシアOPとオーストラリアOPから日本代表が帰国。翌27日には東京都内で「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン」の記者会見が行なわれ、インドネシアOPを制した女子シングルスの佐藤冴香と、オーストラリアOPで優勝を飾った女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀、男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士が出席した。園田/嘉村は会見後に行なわれた囲み取材で、スーパーシリーズ(SS)では2大会目となる優勝の勝因や今後の抱負について語った。そのコメントを紹介する。

 

オーストラリアOPでSS2度目の優勝を飾った園田啓悟(右)/嘉村健士(写真はダイハツ・ヨネックスジャパンOP会見のもの)

 

園田啓悟(トナミ運輸)

「今回は攻撃する場面が多く、守備に回っても攻撃に転じるところが多かったのが勝因じゃないかと思います。(他国からのマークも厳しくなっているのでは、と聞かれ)、そうですね…。でも、試合に入れば自分たちのプレースタイルである低空戦で勝負して、そのなかで嘉村が落として自分が打つという形を貫いていくしかないので、後衛の自分がどれだけ我慢して打てるかというところにこだわってやっています。

今後さらに上げていかなければならないと思うのは、自分の場合はレシーブ力。後衛なので、もちろんスタミナも必要です。レシーブが安定してきたら試合も安定してきますし、さらにスタミナもアップさせれば、何本でも後ろから打てる試合展開になると思う。そのためにも、一日一日を無駄にできない。練習でしっかり意識しながら、やっていきたいと思っています」

 

嘉村健士(トナミ運輸)

「(昨年11月の)香港で初優勝をして以降、なかなかエイト(ベスト8)の壁を越えられず、次に優勝できるのはいつだろうと思っていたのですが、ずっとねらっていた優勝が思った以上に早くできてホッとしています。以前は調子のいいときと悪いときの波が大きかったけれど、SSで優勝して以降、コンスタントにベスト8に入れるようになり自信がつき、最近は波がなくなって来たなと感じています。

自分はレシーブからいろんな攻撃をするのが好きなのですが、今大会は(シャトルが)飛ばない体育館だったので、それを自分の好きなようにやることができました。あとは、園田のスマッシュも決まっていたので、なるべく自分が前に入って園田に打たせる場面を多く作れたことが、今大会を通してよかったところだと思います。(5月の)スディルマンカップで中国ペアに負けたことが本当に悔しくて…その悔しさをバネにという感じで、遠征前の合宿でしっかり自分を追い込むことができました。そうして今回、結果を出すことができたので、これからまた新たな気持ちで頑張っていきたいです」

 

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

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