【SS】山口茜が戴資穎を撃破! 奥原希望とともに決勝進出!<オーストラリアOP>

6月24日に開催されたスーパーシリーズ第6戦オーストラリアOP(シドニー・SS)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。

山口茜
山口茜


日本は3種目で決勝進出を果たした。女子シングルスは、今年の全英OP、マレーシアOP、シンガポールOPのSS3優勝を飾っている戴資穎(台湾)と、世界ランクで日本最上位の山口茜が対戦。第1ゲームは19-19の接戦から先に抜け出した山口が先制。第2ゲームは、山口が6−6から一気に点差を広げてリードを保つと、そのまま戴資穎を振り切って21-12。2−0のストレートで勝利をつかんだ山口が、昨年10月のデンマークOP以来となるSS決勝進出を決めている。

もう一方のヤマから準決勝に勝ち上がっていた奥原希望も、中国の長身選手・孫瑜と激突。第1ゲームを奪った奥原は、第2ゲームを18-21で失ったものの、第3ゲームはスコアを先行させながらゲームを進める。すると、最後は15-13から5連続得点で孫瑜を引き離して勝利! 昨年3月の全英OP優勝以来となる決勝進出を果たした。これにより女子シングルスの決勝戦は、山口と奥原の日本人選手同士の対決が決まった。

奥原希望
奥原希望

 

女子シングルスと同じく、2組が準決勝に勝ち残った女子ダブルス。前日の準々決勝で張藝娜/李紹希(韓国)の強豪ペアを下している福島由紀/廣田彩花は、デンマークのリターユール/ペデルセンと対戦した。

第1ゲームを16-21で失った日本ペアだが、続く第2ゲームは22-20で奪い返す。ファイナルゲームも互いにポイントを取り合ったが、終盤の15-15から抜け出したデンマークペアが最後の21点をつかみ、福島/廣田は惜敗。2度目のSS決勝進出はならなかった。

準決勝に勝ち進んだもう一組が世界ランク1位の髙橋礼華/松友美佐紀。その対戦相手は、5月のスディルマン杯・準決勝で苦杯を喫した陳清晨/賈一凡(中国)だった。試合は第1ゲーム21-17で髙橋/松友が先制すると、第2ゲームも7連続得点で先行した日本ペアが勝利。強敵相手にしっかりリベンジを果たし、決勝進出を決めた。

髙橋礼華(手前)/松友美佐紀
髙橋礼華(手前)/松友美佐紀

 

男子ダブルスでは、園田啓悟/嘉村健士が台湾ペアに21-15、21-15とストレートで快勝し、SS(ファイナルを除く)では昨年12月の香港OP以来となる決勝進出を決めている。園田/嘉村の2人は、決勝戦で経験豊富なタン・ブンヒョン/セティアワン(マレーシア/インドネシア)ペアと対戦する。

そのほか、男子シングルスは諶龍(中国)が韓国のベテラン・李炫一に勝利し、決勝へ。インドのスリカンス・キダムビと優勝を争う。混合ダブルスはインドネシアのジョルダン/スサントと、世界ランク1位の鄭思維/陳清晨の勝負となった。

園田啓悟/嘉村健士(右)
園田啓悟/嘉村健士(右)

 

 

準決勝の結果は以下の通り。

 

【男子シングルス】

諶龍(中国)②〔26−24、15−21、21−17〕1●李炫一(韓国)68分

スリカンス・キダムビ(インド)②〔21−10、21−14〕0●石宇奇(中国)37分

▼決勝

諶龍 ー スリカンス・キダムビ

 

【女子シングルス】

山口 茜②〔21−19、21−12〕0●戴資穎(台湾)37分

奥原希望②〔21−18、18−21、21−14〕1●孫瑜(中国)74分

▼決勝戦

山口 ー 奥原

 

【男子ダブルス】

園田啓悟/嘉村健士②〔21−15、21−15〕0●盧敬堯/楊博涵(台湾)35分

タンBH/セティアワン(マレーシア/インドネシア)②〔21−15、14−21、21−17〕1●張楠/劉成(中国)58分

▼決勝戦

園田啓悟/嘉村健士 ー  タンBH/セティアワン

 

【女子ダブルス】

髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−17、21−11〕0●陳清晨/賈一凡(中国)43分

リターユール/ペデルセン(デンマーク)②〔21−16、20−22、21−18〕1●福島由紀/廣田彩花84分

▼決勝戦

髙橋礼華/松友美佐紀 ー リターユール/ペデルセン

 

【混合ダブルス】

鄭思維/陳清晨(中国)②〔21−13、19−21、23−21〕1●王懿律/黄東萍(中国)60分

ジョルダン/スサント(インドネシア)②〔21−19、21−16〕0●金德永/金荷娜(韓国)43分

▼決勝戦

鄭思維/陳清晨 ー ジョルダン/スサント

 

文/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2017/06/24

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