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【SSP】佐藤冴香がSSプレミア初制覇! 坂井一将は惜しくも準V!<インドネシアOP>

6月18日に開催されたバドミントンのスーパーシリーズ第5戦インドネシアOP(ジャカルタ・SSプレミア)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。

佐藤冴香

 

女子シングルスは、日本の佐藤冴香が決勝の舞台に立った。SSの決勝進出は2010年インドネシアOP以来、実に7年ぶり。そのときはインドのサイナ・ネワールに敗れたが、その悔しい思いを晴らすときがやってきた。

頂上決戦の相手は、韓国のエース・成池鉉。スディルマンカップでは母国の優勝に貢献しており、今大会も接戦を勝利しながら決勝まで勝ち上がっていた。

第1ゲーム、先制したのは佐藤。序盤から先行し、9−3、11−6、17-13とリードを保ち、最後は21-13で振り切って相手にプレッシャーをかける。しかし、第2ゲームは成池鉉が14-17の場面から7連続得点で逆転し、ファイナルゲームに持ち込んだ。

勝てばSS、しかもランクの高いプレミアでの初優勝が決まる佐藤は、出だしから連続得点を重ねて7−3とリード。その後も点差を離しながらスコアを進め、17-10。第2ゲームは後半に追いつかれてしまったが、佐藤はここからしっかりポイントを上積みして21-14! 同世代である成池鉉との接戦を制した佐藤が、念願のSS初優勝を飾った。

佐藤冴香

 

女子シングルスの前に行なわれた男子シングルスでは、坂井一将がこちらも初優勝をかけて決勝のコートに立った。相手はインドのエース格であるスリカンス・キダムビ。

第1ゲームは坂井が8−9としたが、ここからスリカンスが一気にポイントを重ね21-11と先制。第2ゲームは坂井が11-6とリードして折り返すも、スリカンスがつめより13-13。お互いポイントを奪い合い19-18で坂井が一歩リードしたが、久々のSS制覇をねらうスリカンスが、ここから3連続ポイント! 勝利を手にしたスリカンスが、15年インドOP以来、自身3度目となるSS優勝を飾った。敗れはしたものの、坂井も自身初となるSS準優勝の好成績を残している。

坂井一将

 

女子ダブルスは、中国の陳清晨/賈一凡が張藝娜/李紹希(韓国)に2−1の接戦で競り勝ち優勝。年間12大会あるSSでは、昨年フランスOP以来の優勝となった(16年SSファイナル、17年アジア選手権も優勝)。

男子ダブルスは、中国の李俊慧/劉雨辰とデンマークのボー/モーゲンセンが対戦。第1ゲームを中国ペアが、第2ゲームはデンマークペアが奪うと、ファイナルゲームもポイントを取り合う接戦に。最後、抜け出した中国ペアが21-18で制し、SSでは昨年9月のヨネックスOPジャパンV以来の優勝を遂げている。

陳清晨(左)/賈一凡(中国)
李俊慧(左)/劉雨辰(中国)

 

最終試合に組まれた混合ダブルスは、地元のスター選手であるリオ五輪金メダリストのアーマド/ナトシール(インドネシア)が登場。相手は世界ランク1位の鄭思維/陳清晨(中国)だったが、第1ゲームを22-20のデュースで抑えると、第2ゲームもインドネシアペアがリード。最後は母国のファンの前で勝利をつかんだアーマド/ナトシールが、昨年11月末の香港OP以来のSS優勝を飾った。

アーマド/ナトシール(インドネシア)

決勝戦の結果は以下の通り。

 

【男子シングルス】

スリカンス・キダムビ(インド)②〔21−11、21−19〕0●坂井一将37分

坂井一将とスリカンス

 

【女子シングルス】

佐藤冴香②〔21−13、17−21、21−14〕1●成池鉉(韓国)78分

 

【男子ダブルス】

李俊慧/劉雨辰(中国)②〔21−19、19−21、21−18〕1●ボー/モーゲンセン(デンマーク)

ボー(奥)/モーゲンセン(デンマーク)

 

【女子ダブルス】

陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−19、15−21、21−10〕1●張藝娜/李紹希(韓国)71分

張藝娜(左)/李紹希(韓国)

 

【混合ダブルス】

アーマド/ナトシール(インドネシア)②〔22−20、21−15〕0●鄭思維/陳清晨(中国)45分

 

文/バドミントン・マガジン編集部

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