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【スディルマン杯】JAPAN強し! マレーシアを破り準決勝進出!<準々決勝>

5月26日に開催されたスディルマンカップ(オーストラリア・ゴールドコースト)6日目は、グループ1の決勝トーナメント・準々決勝が行なわれた。

予選リーグC首位通過の日本は、抽選の結果、同組2位マレーシアとの再戦が決定。その第1試合は予選と同じく男子ダブルスとなり、園田啓悟/嘉村健士とゴーVS/タンWKが対戦した。

予選では勝利を飾っている園田/嘉村は「予選の結果をリセットして入れたのがよかった」と、第1ゲームからスピード全開で勝負を仕掛ける。前衛・嘉村の鋭い動きから園田の強打につなぎ21-17で先制。第2ゲームは「気持ちで引いてしまった」(園田)と、相手の沈むドライブに苦戦したが、ファイナルゲームに入ってからは再び主導権を掌握。前半からしっかりポイントを奪い、終わってみれば21-11での勝利!「最後は自分たちのガッツあるプレーができた」(園田)と、日本にとって大きな一勝をつかんだ。

園田啓悟/嘉村健士(右)

この勝利で優位に立った日本。第2試合に出場した女子シングルスの奥原希望は、四隅をしっかりつく配球で相手を翻ろう。「相手は長身でいい球を持っているので、警戒して入れた」(奥原)と、点差が大きく広げても最後まで自分のペースを保ってラリーを制し、チームの2勝目を手にした。

第3試合の男子シングルスは、西本拳太がリー・チョンウェイと対戦。第1・2ゲームともに11点のインターバルまでスコアは接近したが、後半は相手のスピードについていけずにストレートで敗戦。「アジア選手権で一度対戦していますが、そのときよりも相手は自分が打つ球をしっかり読んでいたと思います。長いラリーになると自分からミスすることが多かったので、そこがトップと比べるとまだまだ」と振り返った。

奥原希望
西本拳太

これで2−1となった日本は、大黒柱でもある女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀が登場。相手は過去9戦9勝のフー/ウーンだったが「昨日のデンマークとタイ戦のように(第2シードのデンマークがタイに敗戦)、団体戦は何が起こるかわからない。気持ちの準備をして、緊張だったり、プレッシャーをとっぱらって戦えたのがよかった」(高橋)と、前半から自分たちのプレーに徹する。すると、鉄壁の守備から得意のトップ&バックの形に持ち込み、第1ゲームを7本で先取。さらに第2ゲームもつねに主導権を握って21-14で快勝! マレーシアに連勝した日本が準決勝の切符をつかんだ。

「私たちは自分たちがやってきたことをしっかり出し切ること考えているので、それができて、チームの勝ちも決められたのでよかったです」(松友)

髙橋礼華/松友美佐紀(右)

 

この結果、日本は2大会連続のメダルを確定。明日27日午後6時(日本時間5時ごろ)から、6連覇中の中国と決勝戦をかけて激突する。

 

▼準々決勝

日本 3−1 マレーシア

園田啓悟/嘉村健士②〔21−17、16−21、21−11〕1●ゴーVS/タンWK60分

奥原希望②〔21−11、21−9〕0●チェア・ソニア34分

西本拳太●0〔15−21、13−21〕②リー・チョンウェイ45分

髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−7、21−14〕0●フー/ウーン44分

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