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【リオ五輪】サイナ・ネワール、戴資穎、王儀涵らが脱落 <女子シングルス>

現地8月17日に開催されたリオ五輪・バドミントン競技7日目は、女子シングル準々決勝などが行なわれ、既報の通り、奥原希望が山口茜との日本人対決を制している。奥原のほかにも3人がベスト4入りを果たしており、残すは準決勝、決勝、3位決定戦の4試合。ここでは、17日まで行なわれた女子シングルスの結果について振り返る。

 

【予選リーグ】

A~Pの13グループに分かれて行なわれた予選リーグは、どのグループも選手間の実力差が比較的大きく、そのほとんどでシード選手が順当に決勝トーナメントに進んだ。だが、ロンドン五輪・銅メダリストのサイナ・ネワール(インド)が格下のマリア・ウルティナ(ウクライナ)に敗れ、予選リーグで敗退する憂き目に遭っている。また、イギリスのカースティー・ギルモアもブルガリア選手に接戦の末に敗れ、決勝トーナメント進出を逃した。

 

予選リーグの結果は >>>こちら

 

【決勝トーナメント1回戦】

13人が勝ち進んだ決勝トーナメントは、世界ランク上位のキャロリーナ・マリーン(スペイン)、李雪芮(中国)、王儀涵(中国)の3人がシード扱いとなり、5試合が行なわれた。

 

好勝負が予想されたシンデュ・P.V.(インド)-戴資穎(台湾)ではシンデュ・P.V.が、山口茜-ラチャノック・インタノン(タイ)は山口茜が、ともに世界ランクでは上位の相手に対してストレートで勝利している。このほか、韓国のエース・成池鉉、タイのポンチップ・プラナパラサラッス、そして日本の奥原希望がベスト8入りを果たした。

今年6月に行なわれたインドネシアOPを制していた戴資穎。上位候補の一人だったが、16強に終わった

 

▼決勝トーナメント1回戦

シンデュ・P.V.(インド)②〔21-13、21-15〕0●戴資穎(台湾)

成池鉉(韓国)②〔21-15、21-12〕0●リンダ・ゼトチリ(ブルガリア)

奥原希望(日本)②〔21-6、21-7〕0●裵延姝(韓国)

山口茜(日本)②〔21-19、21-16〕0●ラチャノック・インタノン(タイ)

ポンチップ・プラナパラサラッス(タイ)②〔21-14、21-16〕0●マリア・ウルティナ(ウクライナ)

 

【決勝トーナメント準々決勝】

実力者8人による争いとなった準々決勝。日本人同士の対戦となった奥原希望-山口茜は、奥原がファイナルゲームの末に山口を下し、日本人としてこの種目初のベスト4入りを果たした。

 

このほか1回戦をシードされたキャロリーナ・マリーン、李雪芮はともに危なげない試合運びで勝ち星を手にしたが、ロンドン五輪・銀メダリストの王儀涵は、シンデュ・P.V.に19本、20本の接戦で敗れている。

ロンドン五輪2位の王儀涵も、戴資穎と同じくシンデュ・P.V.に敗れ、4年越しのリベンジは成らず

 

▼決勝トーナメント準々決勝

キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21-12、21-16〕0●成池鉉(韓国)

李雪芮(中国)②〔21-12、21-17〕0●ポンチップ・プラナパラサラッス(タイ)

シンデュ・P.V.(インド)②〔22-20、21-19〕0●王儀涵(中国)

奥原希望(日本)②〔11-21、21-17、21-10〕1●山口茜(日本)

 

準決勝は、キャロリーナ・マリーン-李雪芮、奥原希望-シンデュ・P.V.の2カード。前者は14・15年世界選手権覇者(マリーン)とロンドン五輪金メダリスト(李雪芮)が相見える。

 

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