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【バド×スピ!限定】SP対談 早川賢一×奥原希望 コート内外のこと、包み隠さず話します!〜3

早川賢一&奥原希望特別対談

 

★日本でのリラックス法――対照的な二人

「『無』な感じでぼーっと過ごします」(早川)

「やることがなさすぎたら、バドミントンをやります」(奥原)

――日本にいる時間が短い中、リラックスする方法はありますか?

早川 ぼくは、子ども主体の日常を送ることですね。動くとしんどいので、基本的にずっと家にいます。子どもが出かけたいなら出かけるけど、出かけたくなければずっと家にいる。「無」な感じで、ぼーっと一日過ごせます。

――奥原さんは、どんなことをしますか?

奥原 最近はメディア対応があって、買い物もしなくなったので、部屋の掃除を二日連続したりとか。暑いと外に出たくないので、家でやれることをやって、やることがなさすぎてイヤになったら、バドミントンをしに行ったりします。

早川 えっ!? どこに行くん?

奥原 高校に電話して「行っていいですか?」とか。

早川 わざわざ自分で?

奥原 はい。片道1時間半とかかけて行きます。

――奥原選手が行けば、大盛り上がりでしょう!

奥原 すごく気を使ってくれて、向こうの人は大変そうで……。

早川 いい迷惑やな~(笑)。

奥原 そうなんですよ……。

早川 それは冗談だけど(笑)。実際、来てくれてうれしいというのはあるだろうけど、気を使われたら逆に気を使うな。

奥原 はい……。でも、この前は神奈川まで行きました。

早川 そこまでの行動力はないわ。おれは、休みの日にラケットとシューズは見ない! そっとしまっておく。

 

★高校時代の思い出百景

「山を走って、川に飛び込んでました」(早川)

「体育の授業で5キロ走!」(奥原)

――高校時代の思い出を、聞かせてください。

早川 山を走っていたイメージしかないですね。10キロ、5キロ、3キロのコースがあって、毎日どれかを走るんです。そのイメージがあまりにも強い! 走って打って、走って打って…、みたいな。

――走るのと打つのが半々ぐらい。

早川 そうですね。ちゃんと舗装されていない砂利道みたいなところを走って、夏は先生がいなかったら、川にバシャーンと飛び込んだりして。

奥原 え、走っている途中で?

早川 そう。靴下と靴は脱ぐけど、それ以外は、戻るときには乾いてるから。先生がいないときだけね。

奥原 すごい(笑)。

 

――奥原さんは、高校時代といえば、何を思い出しますか?

奥原 学校行事にはほとんど出られなかったので、日常生活が一番に思い浮かびますね。体育の授業でひたすら走る学校で、タイムを計って5キロ走。帰宅部の子もみんなひたすら走って、それで授業が終わり。

早川 体育の授業が、5キロ走って終わり?

奥原 最初に体操、腹筋、背筋、馬跳び、倒立です。

早川 授業でそんなにやるの!? キツいなー! バスケット(ボール)とか球技はしないの? おれらは、ラグビーやったし、サッカーやったし、テニスもやったけど。

奥原 やらなかったですね。球技をやるとすれば、冬の一時期だけです。春は1キロの持久走で、クラスの平均タイムが学校の平均タイムを切るまでひたすら走る。タイムを切れたら、次は5キロ走。そうしているうちに、水泳が始まります。

早川 へー、すごいね!

比叡山高時代から全国レベルの活躍を見せていた早川選手。2年時のIHではシングルスで準優勝、選抜ではダブルスで優勝している(写真左)。奥原選手は大宮東高時代、IH2連覇だけでなく、2年時の全日本総合では史上最年少での優勝も成し遂げた(写真右)

 

★バドミントンを頑張る部活生へのアドバイス

「強くなるには練習しかない」(早川)

「目標を達成するために何が必要か、考えてやる」(奥原)

――では最後に、バドミントンを頑張る部活生に、上達のためのアドバイスをお願いします!

早川 上達に近道はないから、ひたすら練習をやるしかないよね! ……おれ、めっちゃいいこといったんじゃない(笑)?

奥原 (笑)

早川 でも、強くなるには練習しかないと思います。これは、ホントに。

奥原 私も同じです。付け加えるとしたら、毎日同じメニューが先生からいい渡されたとしても、それぞれ課題が違うと思うんです。そこで、自分の課題をしっかり持ってコートに入れば、それが「自分の練習」になる。ちょっと意識してコートに入れば、周りの人より半歩リードする形になるんですよ。自分の目標を明確にして、それを達成するために、いま何が必要なのか。そこを考えてやるだけで、違うと思います。

早川 おれは、それを遊び半分でやってた。高校って、強いヤツも弱いヤツも一緒に練習するじゃん? たとえば、1対2のレシーブ練習で自分より弱いヤツの球を受けるときは、わざと甘い球を出して自分を追い込んでた。で、それを取れたら喜びを噛みしめてた(笑)。奥原がいってることを、ナチュラルに自分で考えてやってたんだな。

奥原 なるほど、自然に工夫して練習してたんですね。

早川 いま考えたら、そうなってたって話だけどね(笑)。

 

はやかわ・けんいち◎1986年4月5日生まれ、滋賀県出身。日吉中―比叡山高―日本大。177㎝80㎏、O型、右利き。2010年からチームメイトの遠藤大由とペアを組み、着実に実力をつけて国内トップダブルスへと成長。12~14年全日本総合優勝、13・14・16年全英OP準優勝、15年世界選手権3位など。前衛でのプレーを得意とし、リストの柔らかさと強さを生かした多彩なショットで主導権を握り、遠藤の強打につなげる。世界ランク8位(8月4日現在)

 

おくはら・のぞみ◎1995年3月13日生まれ、長野県出身。仁科台中―大宮東高―日本ユニシス(日本ウェルネス大在学中)。156㎝51㎏、A型、右利き。15年SSファイナル優勝、16年全英OP優勝など。2013年に左ヒザ、14年に右ヒザを負傷して長らく戦列を離れるも、15年にトップフォームを取り戻すと、世界ランクで女子単日本人最高の3位まで上昇。高い守備力と巧みな配球、そしてねばり強さが大きな持ち味。世界ランク6位(8月4日現在)

 

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