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【2016年注目大会】五輪へラストスパート! 中・高生の全国大会も開催<3・4月>

オリンピックイヤーとなる2016年がスタートした。8月のリオ・デ・ジャネイロ五輪(ブラジル)出場に向けて、世界のトップ選手は五輪レースで熾烈な戦いを繰り広げている。

ここでは日本A・B代表選手が出場する国際大会や、国内の高校生からシニアまでが出場する注目の全国大会を、発表されているスケジュールにそって紹介しよう。今回は3月、4月の大会をピックアップする。

【3月】

スーパーシリーズ開幕 

第1戦 全英OP(SSP

8日〜13日/バーミンガム

第2戦 インドOP(SS

29日〜4月3日/ニューデリー

上位進出者には世界ランキングの高ポイントが与えられるスーパーシリーズ。その第1戦となるのが、100年以上の伝統と格式のある全英OPだ。過去には世界一を決める大会として開催されていた全英OPは、SSプレミアとして通常のSSよりも格付けが高い大会。選手もランキング上位者がこぞって参戦するために、上位に勝ち進むのがとても困難な大会の一つだ。

全英OPから2週間をおいて開催されるのがインドOP。この大会は4月のマレーシアOP、シンガポールOPと合わせたSS3連戦の初戦となる。ここで上位に入ることができれば、その後の2連戦に多少の余裕が出てくるが、逆に結果が出せない場合は4月の1戦1戦のプレッシャーが高くなってくる。なお、昨年はインドOPで女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀が優勝を飾っている。

昨年の全英OPで3位の早川賢一/遠藤大由(右)。過去には準優勝の実績もあり相性がよい大会だ

 

全日本中学生

21日〜22日/宮崎・宮崎市(20日・開会式)

全日本中学生は、各都道府県の男女代表選手でメンバーを構成して争う団体戦。男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目で対戦し優勝を争う。中学・高校の大会では珍しく混合ダブルスが種目に入っており、試合がもつれると最後の混合ダブルスの勝敗が団体戦の勝利を分けることになる。これまでに福島が6回、埼玉が4回の優勝を果たしている。

 

高校選抜

25日〜28日/山形・鶴岡市(24日・開会式)

北海道から九州まで、各地区のブロック大会上位校などが出場する高校選抜。今年は東北・山形の鶴岡市で開催される。『春の選抜』と『夏のインターハイ』は、高校生の誰もが頂点に立ちたい憧れの2大タイトル。そのなかで春の選抜は番狂わせが起こるケースも多く、優勝候補がすんなり勝ちきれない大会でもある。それだけに、様々な選手に上位進出の可能性が広がる。

なお、今回は小真木原総合体育館、櫛引スポーツセンターの2会場で競技が開催される予定。団体戦は25〜26日、個人戦は27〜28日に行なわれる。

前回の選抜・男子団体では、東大阪大柏原がV候補の富岡を下して優勝

 

【4月】

第3戦 マレーシアOP(SSP

5日〜10日/クアラルンプール

第4戦 シンガポールOP(SS

12日〜17日/シンガポール

中国マスターズ(GPG)

19日〜24日/江蘇

アジア選手権

26日〜5月1日/武漢

リオ五輪の出場権獲得のための五輪レースも、4月がいよいよ最終局面となる。世界ランキングの高ポイントが期待できるマレーシアOPとシンガポールOP、そして中国で開催される中国マスターズ、アジア選手権の結果が、各国の出場枠が決定する5月5日発表の世界ランキングに大きく影響してくる。出場ラインの上下に位置する選手にとっては、4月の一戦一戦が非常に重要だ。

特に鍵となるのはアジア選手権。五輪レース最後となるこの大会は、昨年と同様であればSSと同じ世界ランキングポイントを手にすることができる。仮にインドOPからのSS3連戦で好結果が得られなくても、一発逆転の可能性は4月の最終週まで残すことになる。

ちなみに、アジア選手権と同時期にはフランスで欧州選手権が開催される。世界のトップランカーが多く集うアジア選手権に比べると、欧州選手権に出場するメンバーは世界ランクの下位選手が多いため、欧州の上位プレーヤーにとってはポイントが稼ぎやすい。そのため、今年はアジア選手権の結果と合わせて、欧州選手権の結果にも注目が集まる。

五輪2大会連続出場をねらう佐々木翔や、初出場に挑む福万尚子/與猶くるみ(左)も3、4月が正念場となる

※大会日程は2015年12月31日時点のもの

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