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園田/嘉村が中国トップペアから金星! 世界選手権 3日目 Review③

8月12日に世界選手権(インドネシア・ジャカルタ)3日目が行なわれた。男子ダブルスは4ペアが勝利し、3回戦に進んだ。

ここでは園田/嘉村、山田/数野の活躍を紹介しよう。

 

【男子ダブルス】

園田啓悟/嘉村健士②〔18−21、21−17、21−13〕1●洪煒/柴飈(中国)65分

 

日本のソノカムが、中国の懐に会心の一撃を食らわした。

園田啓悟/嘉村健士の相手は、世界ランク4位で今大会第4シードの洪煒/柴飈。どちらも180cm超えの長身で、パワフルな攻撃が持ち味だ。

1ゲームは初戦となる中国ペアの硬さが目立ち、逆に日本ペアの動きはスピーディー。得意の低空戦に持ち込む園田/嘉村に対し、洪煒/柴飈は思うような攻撃ができずにペースがつかめない。11—6で園田/嘉村が大きくリード。

 

しかし、ここからシャトルの感覚をつかんだ中国ペアが猛攻撃を仕掛け、点差を一気につめる。園田/嘉村も懸命にドライブ合戦でしのぐも、1ゲームは18—21で逆転を許してしまった。

 

2ゲーム、普段であればズルズルと悪い流れに乗ってしまうのが日本の傾向だが、今回は違った。園田/嘉村は1点取るたびに雄叫びを上げ、自分たちでリズムをつかんでいく。一方の中国ペアは要所でのミスが続き、連続得点がとれない。5−4から交互にポイントを取り合うシーソーゲームに。

 

抜け出したのは園田/嘉村だ。13オールから2連続得点をつかむと、ラリーを優位に保ち21—17で2ゲームを奪い取った。

 

会場も少しずつ日本ペアの激しいラリーに注目しだし、3ゲームは日本ペアへの声援が出始める。すると、その声にソノカムが乗り出した。しつこいくらいにドライブを仕掛け、相手がロブを上げたところで園田が渾身のスマッシュを叩き込む。後手に回る中国ペアは反撃の糸口がつかめず、13—10で日本がリード。さらに怒涛のドライブ攻撃を続けると、中国ペアも押し切られてミスを連発。嘉村のネット前、園田のスマッシュが最高の形でシンクロし、最後は21—13の大差で大金星をつかみ取った。

 

園田啓悟のコメント

「率直にうれしいの一言。相手は4シードで勝てたのは自信になる。去年はここで負けてベスト8に入れなかった。明日勝てるようにベストを尽くして頑張りたい。今日はミスなく思い描いたプレーができたと思います。身長が大きい相手なので、簡単にあげるとスマッシュを打たれる。ドライブ展開をしっかり作れたのがよかった」

 

嘉村健士のコメント

「声を出しすぎて声が枯れました笑。一番は第4シードの相手を練習から意識していた。勝つことができて、勢いが出てきてた。自分たちの得意な低空ラリーというのを次の試合で出してベストを尽くしたい。自分たちのプレーはうまいではなく、気持ちを前面に出すプレー。これをなくしたらソノカムではなくなるので、1歳ずつ歳をとっても、このスタイルは変えずに行きたいですね」

 

 

数野健太/山田和司②〔21−18、21−13〕0●アドリアン・リュウ/デリック・ン(カナダ)26分

 

数野健太は早川賢一とのペアで09年に出場、山田和司はシングルスで2010年に出場して8強に入った実績はあるが、2人のダブルスでは初出場。B代表ではあるものの、グランプリゴールドなどで結果を残し出場権をつかんでいた。世界ランクも一時期10位台まで上げてきたほど好調だ。

 

2回戦の相手はカナダ選手だが、経験値は数野/山田が上だろう。後衛からのスマッシュを武器とする数野は風に悩む場面もあったが、ドライブなどの低い展開に切り替えて攻勢をかける。1ゲームこそ21—18の接戦となったが、第2ゲームは落ち着いてラリーを支配し21—13で快勝した。

 

山田和司のコメント

「安心したところ、まだまだ修正しないといけないとこがあるかな。せっかく僕らはギリギリのところで出場権を得られたので、この大舞台でどこまで2人の力が通用するか、どこまでいけるのか試したいです。今回僕らはビデオ研究をしないようにしています。一度やったけども、見るのとやるのではまったく違う。自分の足が止まって何もできないことがあったので、とにかく自分のプレーをするだけです」

 

数野健太のコメント

「試合見ていたら、最初に入ったコートは相手のロブが風で戻ってしまうので、フルでスマッシュが打てなかったです。でも、こちらがロブあげると、相手のスマッシュが速かったりして(苦笑)、難しかったですね。そのあとに低い展開でいったら五分五分の展開になった。でも、そこで勝てたのは大きいかなと思います。合宿もきつかったので、その練習量がいま落としているから、コンディション的にはいい状態です。次の相手には最高のパフォーマンスを出し切ってどこまでやれるかだと思います」

 

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