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桃田賢斗「一番印象に残っているのは、決勝で負けた試合」IHの想い出②

 

桃田賢斗

福島・富岡高卒、現NTT東日本

 

■インターハイ戦績

2年時〔11年〕/団体4強、シングルス準優勝、ダブルス優勝(ペアは齋藤太一)

3年時〔12年〕/団体準優勝、シングルス優勝、ダブルス準優勝(ペアは松居圭一郎)

 

決勝は勢いに呑まれてしまった

 

インターハイは、どちらかというと、あんまりいい思い出はないんですよね。とくに個人戦では、高校3年でシングルス優勝はしてますけど、それよりも高校2年のときにシングルス決勝で負けた試合の方が一番印象に残っています。自分のなかでは正直優勝は堅いと思っていたんですけど、決勝は相手(古賀輝・当時埼玉栄3年)の勢いに呑まれてしまって…。悔しい思い出ですね。ダブルスは優勝できましたけど、こっちは普通にやっていれば一番強いという思いがあったし、すんなり勝つこともできたので、やっぱり負けた思い出が大きいです。

 

シングルスは優勝を逃したが、ダブルスでは先輩の齋藤太一とのペアで優勝(2011年青森IH)

 

でも、団体戦は楽しかったですよ。優勝はできなかったけど、団体に出る選手はたとえ個人戦があっても、団体にかける思いが一番強いと思うんですよ。自分もそうでした。3年間ずっと一緒にやってきて、ましてや富岡は中学・高校と基本は同じメンバーですからね。3年生の団体戦は本当に最後だったので、やっぱりそこにかける思いは特別でしたね。まあ、そのぶん負けたときのダメージは思った以上に大きいのですが…(苦笑)。

 

まだインターハイが始まっていないので、これから試合する高校生にいってもなんですが、やっぱり団体で負けると(仲間が)いなくなってすごく寂しい思いをします。だから、パートナーとうまくいかなくても、チームのなかで好き嫌いがあっても、そういうのは関係なく、最後は力を一つにして、協力してやってほしいと思います。

 

団体戦のIH最高成績は4強。クールな印象が強い桃田も、団体では大きな声で声援を送っていた

 

 

水分補給と宿舎での過ごし方を意識


自分がインターハイのなかで一番意識したことは、やっぱり水分補給ですね。これはとても大切だと思います。自分のなかで「(十分に)水分を摂ったな」と思っている量は、体に必要な量に足りていないことが多いんですよ。とくに大会の後半などは、自分の必要と思っている量以上に飲んだ方がいいと思います。

IHを戦い抜くうえで水分補給の摂り方はとても重要

あとは大会期間中の過ごし方も考えるべき。宿舎でもなるべくエアコンをつけないとか、ご飯をしっかり食べるとか、そういうことは意識しないといけないですね。とくに長い期間になる場合は、好きなものだけでもいいので、朝晩たくさん食べるように心がけた方がいいと思います。

 

最後に、インターハイに出場する選手のみなさん。高校生の試合は最後の最後まで何が起こるかわかりません。たとえ何点差離れても、マッチポイントをとられても、とにかく最後まで諦めないことを大事にしてください。1球を追う純粋な気持ちを忘れず、最後まで頑張ってほしいと思います。

 

桃田賢斗■Profile

ももた・けんと/1994年9月1日生まれ。香川県出身。今年の4月には男子シングルスで日本選手として初めてスーパーシリーズ(SS)シンガポールOPを制覇(SS同種目最年少V)。6月にはSSプレミアのインドネシアOPを制し、世界ランキングもTOP5をキープしている。左利き。175cm。

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