【国内ニュース】宮崎友花、玉木亜弥がヨネックススポーツ振興財団「米山稔賞」を受賞

公益財団法人ヨネックススポーツ振興財団による「2024年米山稔賞」の表彰式が、6月17日、東京都内で行なわれ、バドミントンでは、宮崎友花(ACT SAIKYO)、玉木亜弥(筑波大)が受賞した。ヨネックススポーツ振興財団では、前年にジュニアスポーツの振興に貢献し、活躍した個人および団体に対して表彰する「米山稔賞」として毎年、表彰を行なっている。

「2024米山稔賞」を受賞した宮崎友花(右)と玉木亜弥

宮崎は、全国高校総体で団体・個人ともに2連覇、全日本総合選手権では史上5人目の高校生での優勝を果たした。また、玉木は、全国高校総体女子ダブルスで優勝、世界ジュニア選手権女子ダブルスでは2連覇を達成。ともに、ジュニア選手だった昨年にすばらしい成績を残し、今後も、活躍を期待される選手であることが受賞につながった。

表彰式の前に囲み取材に応じた宮崎は、「これまで、すごい選手たちが受賞している賞。すばらしい賞をいただいて、すごくうれしく思います」と話し、7月15日に開幕するジャパンオープンに向けて「日本で開催される国際大会でいい結果を残したことがまだないので、今年のジャパンオープンでは優勝したい」と意気込みを語った。

また、玉木は記念のトロフィーと目録を受け取り、「支えてくれた皆さんに感謝し、これを励みに今後も頑張りたい」と壇上であいさつをした。

1998年に設立されたヨネックススポーツ財団は、ジュニアスポーツの助成・奨学事業を行なっており、米山稔賞はヨネックス創業者であり、私財を投じて同財団を設立した米山稔氏の名前を冠している。

左より北口榛花の代理受賞の日本陸上競技連盟の尾縣貢会長、青木雄介監督の代理受賞の日本フェンシング協会元専務理事の宮脇信介氏、ヨネックススポーツ振興財団の米山勉理事長、宮崎友花、玉木亜弥、天間麗奈

2024年は、宮崎、玉木のほか、陸上競技のやり投げでパリ五輪の金メダルを獲得した北口榛花、パリ五輪のフェンシングで監督として5個のメダル獲得を果たした日本フェンシング協会の指導者・青木雄介監督、ソフトテニス競技で高校生ながら全日本シングルス選手権や皇后賜杯全日本選手権で優勝した天間麗奈が受賞した。

北口は海外遠征中のため欠席だったが、ビデオメッセージを寄せ、「私自身がバドミントンをしていたこともあり、高校生時代に(財団から)ご支援いただくことが決まったとき、とてもうれしかったことを覚えています」とバドミントンにふれ、「ご支援があったからこそ、まだ成績を残せていないときから、自然と世界に目を向けられていたと思います」と財団の支援に感謝した。

宮崎友花(右)

「この度は、米山稔賞というすばらしい賞をいただき、ありがとうございます。このような身に余る賞をいただき、とても光栄です。この受賞は、ご支援ご指導をいただいた皆さんのお力添えがあったからだと思います。この場をお借りして、あらためて心からお礼を申し上げます。この受賞を一つの責任と受け止めて、社会や協会に少しでも貢献できるよう、より一層頑張っていきたいと思います」

玉木亜弥(右)

「本日は米山稔賞というすばらしい賞をいただき、大変光栄に思います。支えてくださった皆様には大変感謝申し上げます。これを励みに、今後も努力を重ねてまいります。本日はまことにありがとうございました」

受賞者と表彰式に出席した関係者で記念撮影

取材・文&写真/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2025/06/17

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