6月6日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本勢は男子シングルスを除く4種目で準々決勝に挑み、上位進出をかけてライバルたちと熱戦を繰り広げた。
マレーシアマスターズ(S500)、シンガポールOP(S750)の2大会でベスト4に入っている女子シングルスの山口茜は、地元インドネシアのプトリ・クスマ・ワルダニと対戦。第1ゲームから接戦となった勝負は、山口が15−10とリード。後半に19−18と1点差まで詰められたが、ここを振り切って先制する。
第2ゲームはワルダニが前半12−4と先行して試合を進めたが、じわじわと点差を詰めた山口が終盤に7連続得点。20−18と逆転に成功すると、その後20オールとされたが、最後は山口が2連取して22−20。2−0のストレート勝ちを収めた山口が、3大会連続でベスト4入りを決めた。
女子ダブルスは福島由紀(上写真・手前)/松本麻佑、中西貴映/岩永鈴の2ペアが準々決勝を戦ったが、どちらのペアも勝利をつかめず。福島/松本は中国の李怡婧(リ・イージン)/羅徐敏(ルオ・シーミン)との勝負に挑んだが、第1ゲームを9−21で落とすと、第2ゲームは17−11のリードを生かせず逆転負け。0−2のストレート負けで準決勝進出を逃した。ティナー/タン(マレーシア)との対戦となった中西/岩永は、6本、18本で敗戦。シンガポールOP準優勝(S750)に続く、上位進出はならなかった。
男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾は、韓国の徐承宰/金ワンホにストレート負け。混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏(上写真・手前)は、中国ペアに第1ゲーム19本までねばったが、第2ゲームは6連続失点などを喫して13−21で敗戦。ベスト8に終わった。
6月5日(2回戦)の結果、6月6日(準々決勝)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(6月6日)
石宇奇(中国)②〔21−13、21−6〕0●王正行(中国)31分
アンダース・アントンセン(デンマーク)②〔23−21、21−9〕0●李卓耀(香港)46分
周天成(台湾)②〔14−21、21−13、21−17〕1●李詩灃(中国)70分
クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔21−12、21−16〕0●アレックス・ラニエ(フランス)49分
▼準決勝(6月7日)
石宇奇(中国) − アンダース・アントンセン(デンマーク)
周天成(台湾) − クンラビット・ビティサラン(タイ)
【女子シングルス】
▼準々決勝(6月6日)
アン・セヨン(韓国)②〔21−11、21−10〕0●ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)38分
山口茜②〔21−19、22−20〕0●プトリ・クスマ・ワルダニ(インドネシア)51分
韓悦(中国)○キケン●陳雨菲(中国)
王祉怡(中国)②〔21−18、23−21〕0●高昉潔(中国)52分
▼準決勝(6月7日)
山口茜 – アン・セヨン(韓国)
韓悦(中国) − 王祉怡(中国)
【男子ダブルス】
▼準々決勝(6月6日)
グタマ/イスファーニ(インドネシア)②〔21−19、9−21、21−19〕1●ゴーSF/N・イズッディン(マレーシア)57分
マンWC/ティーKW(マレーシア)②〔21−19、21−16〕0●シェティ/ランキレッディ(インド)43分
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−19、23−21〕0●黄荻/劉陽(中国)52分
徐承宰/金ワンホ(韓国)②〔21−19、21−9〕0●保木卓朗/小林優吾36分
▼準決勝(6月7日)
グタマ/イスファーニ(インドネシア) − マンWC/ティーKW(マレーシア)
アルディアント/アルフィアン(インドネシア) − 徐承宰/金ワンホ(韓国)
【女子ダブルス】
▼準々決勝(6月6日)
譚寧/劉聖書(中国)②〔21−18、21−10〕0●孔熙容/キム・ヘジョン(韓国)45分
李紹希/ペク・ハナ(韓国)②〔18−21、21−16、21−7〕1●クスマ/プラティウィ(インドネシア)67分
李怡靖/羅徐敏(中国)②〔21−9、21−19〕0●福島由紀/松本麻佑40分
ティナー/タン(マレーシア)②〔21−6、21−18〕0●中西貴映/岩永鈴37分

▼準決勝(6月7日)
譚寧/劉聖書(中国) − 李紹希/ペク・ハナ(韓国)
李怡靖/羅徐敏(中国) − ティナー/タン(マレーシア)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(6月6日)
ジケル/デリュウィ(フランス)②〔21−11、21−12〕0●マウラナ/ジャミル(インドネシア)43分
程星/張馳(中国)②〔21−19、21−13〕0●緑川大輝/齋藤夏42分
デチャポル/スピッサラ(タイ)②〔21−16、21−12〕0●ゴーSH/ライSJ(マレーシア)34分
チェンTJ/トーEW(マレーシア)②〔17−21、21−16、21−14〕1●トフト/マグランド(デンマーク)54分
▼準決勝(6月7日)
ジケル/デリュウィ(フランス) − 程星/張馳(中国)
デチャポル/スピッサラ(タイ) − チェンTJ/トーEW(マレーシア)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO
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