6月4日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアOP(ジャカルタ/Super1000)2日目は、各種目残りの1回戦が行なわれた。上位進出をめざす日本勢は、ライバルたちとの接戦を制して2回戦に進出している。
女子シングルスは、仁平菜月と宮崎友花(上写真)が接戦をモノにして初戦を突破した。宮崎は前週のシンガポールOP(Super750)に続き、カナダのミシェル・リーと対戦。同じ相手に連敗は避けたい宮崎だが、第1ゲームは19−21で落としてしまう。しかし、第2ゲームを14本で取り返すと、最終ゲームは激しいせめぎ合いが終盤まで続き、スコアは20オール。そこから互いにリードを許さない展開が続いたが、最後に宮崎が抜け出し25−23で勝利。1時間20分の激闘を制した宮崎が、2回戦に進んだ。仁平もベトナムのグエン・トゥイリンに競り合いを演じ、第1ゲームは23−21。第2ゲームも20オールとなったが、最後は仁平が2連取して2回戦に駒を進めている。
女子ダブルスは、福島由紀(上写真・右)/松本麻佑と中西貴映/岩永鈴がそろって白星。福島/松本はオーストラリアのサマービル/アンジェラ・ユとファイナルゲームにもつれたが、最後は貫禄を示して21−12で勝利。シンガポールOP準優勝の中西/岩永は、カナダペアに2−0のストレート勝ちを収めて、2回戦進出を決めた。
混合ダブルスの霜上雄一/保原彩夏は、インドペアを14本、9本に抑えて快勝。男子ダブルスは保木卓朗/小林優吾が初戦を勝ち上がり、日本ペア対決を制した霜上雄一/野村拓海とともに2回戦に進出している。

6月4日(1回戦)の結果、5日(2回戦)の対戦カードは以下の通り。
【女子シングルス】
▼1回戦(6月4日)
仁平菜月②〔23−21、22−20〕0●グエン・トゥイリン(ベトナム)51分
宮崎友花②〔19−21、21−14、25−23〕1●ミシェル・リー(カナダ)80分
▼2回戦(6月5日)
山口茜 – 宋碩芸(台湾)
仁平菜月 – 陳雨菲(中国)
宮崎友花 – 高昉潔(中国)
【男子シングルス】
▼2回戦(6月5日)
田中湧士 – 石宇奇(中国)
【男子ダブルス】
▼1回戦(6月4日)
山下恭平/緑川大輝●0〔17−21、20−22〕②陳柏陽/劉毅(中国)42分
霜上雄一/野村拓海②〔11−21、21−17、23−21〕1●三橋健也/岡村洋輝58分
保木卓朗/小林優吾②〔21−13、21−9〕0●チューンHJ/ハイカル(マレーシア)29分
▼2回戦(6月5日)
保木卓朗/小林優吾 – アストルップ/ラスムセン(デンマーク)
霜上雄一/野村拓海 − 徐承宰/金ワンホ(韓国)
【女子ダブルス】
▼1回戦(6月4日)
福島由紀/松本麻佑②〔21−14、21−23、21−12〕1●サマービル/アンジェラ・ユ(オーストラリア)62分
中西貴映/岩永鈴②〔21−15、21−9〕0●デント/ライ(カナダ)35分

▼2回戦(6月5日)
福島由紀/松本麻佑 − ジョリー/プレラ(インド)
中西貴映/岩永鈴 – オンXY/ティン(マレーシア)
【混合ダブルス】
▼1回戦(6月4日)
霜上雄一/保原彩夏②〔21−14、21−9〕0●カポール/ガーデ(インド)33分
▼2回戦(6月5日)
緑川大輝/齋藤夏 – ヒダヤットゥーラー/パサリブ(インドネシア)
霜上雄一/保原彩夏 – トフト/マグランド(デンマーク)
文/バドミントン・マガジン編集部
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