6月1日に開催されたBWFワールドツアー・シンガポールOP(Super750)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。女子ダブルスで決勝に勝ち上がった中西貴映/岩永鈴は、久々のツアー優勝をかけて韓国ペアと戦った。
孔熙容(コン・ヒヨン)/キム・ヘジョンとの決勝に挑んだ中西(上写真・奥)/岩永は、第1ゲームからポイントの取り合いに。お互いリードを奪われてもすぐに追いつき、逆転する展開が繰り返された。そんな競り合いの中、先に抜け出したのは韓国ペア。中西/岩永が11−14から14オールに戻した後、韓国ペアが5連続ポイントで突き放し21−16で制した。
これで苦しい状況になった日本ペア。第2ゲームも3−6から8−7に盛り返すなどねばり強さを見せたが、中盤に7連続失点を喫して8−14。さらに点差を広げられて14−21で敗戦。昨年10月のデンマークOP(Super750)以来のタイトル獲得には届かなかったが、準優勝の好成績で大会を終えている。
このほか、男子シングルスはクンラビット・ビティサラン(タイ)が、中国の陸光祖(ルゥ・グァンズ)を6本、10本に抑えて優勝。女子シングルスは、中国決勝を制した陳雨菲(チェン・ユーフェイ/上写真)が、前々週のタイOP(S500)に続き頂点到達。今季4回目の優勝を飾った。男子ダブルスは、アーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)が、韓国の徐承宰(ソ・スンジェ)/金ワンホに逆転勝利で優勝。混合ダブルスは、デチャポル/スピッサラ(タイ)が制した。
6月1日(決勝)の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔21−6、21−10〕0●陸光祖(中国)37分

【女子シングルス】
陳雨菲(中国)②〔21−11、21−11〕0●王祉怡(中国)48分
【男子ダブルス】
A・チア/ソーWY(マレーシア)②〔15−21、21−18、21−19〕1●徐承宰/金ワンホ(韓国)65分
【女子ダブルス】
孔熙容/キム・ヘジョン(韓国)②〔21−16、21−14〕0●中西貴映/岩永鈴48分

【混合ダブルス】
デチャポル/スピッサラ(タイ)②〔21−16、21−9〕0●鄧俊文/謝影雪(香港)34分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO
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