【バドマガ情報】桃田からの勝利と敗戦。世界3位、アントンセンの原動力となっている出来事とは

桃田賢斗のライバルといえば、これまでの対戦などからアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)、石宇奇(中国)といった名前が挙げられるだろう。同年代でいえば、ジュニア時代から世界の頂点を争い続けてきたビクター・アクセルセン(デンマーク)か。しかし、そのアクセルセンは、桃田に対してはキャリア通算2勝14敗。その2勝も2010年、2014年に挙げたもので、それ以降は13連敗中。おそらくプレースタイルによる相性もあり、これではライバルと位置付けるのは、現状はなかなか難しい。

同じデンマーク選手なら、むしろ警戒すべきは、アクセルセンよりも3歳年下のアンダース・アントンセンになるかもしれない。現在23歳。世界ランキングでは桃田、周天成(台湾)に次ぐ3位(3月17日付)。2019年には、1月のインドネシアマスターズで桃田を破りタイトルを獲得するなど、その才能を開花させた印象がある。

2019年の活躍により、凍結中の世界ランキングで3位につけている23歳のアントンセン(デンマーク)

桃田が連覇を果たした2019年の世界選手権、決勝で戦ったのもアントンセンだった。もちろん下馬評では桃田が圧倒的に有利だろうという声が多かったが、“絶対王者”の桃田を倒すとすれば、アントンセンなのではないかという声も少ないながらもあった。それは、1月のインドネシアマスターズでの彼の勝利による評価だっただろう。

実際のところは、その決勝、アントンセンは9-21、3-21と完膚なきまでに桃田にたたきのめされた。「桃田は動きが速く、ディフェンスもよく、ショットのクオリティもコントロールもいい。自分が守っていては、ノーチャンスだと思った」というアントンセンは無謀な攻めでミスを重ねて自滅。試合後に記者会見に臨んだ彼は、伏し目がちに「とても疲れていて、彼と戦うには十分なコンディションではなかった」ともコメントした。

2019年世界選手権で対戦した桃田(右)とアントンセン。決勝は桃田が挑戦者を圧倒

今、アントンセンの大きな原動力の一つとなっているのは、その桃田に喫した忘れがたい敗戦なのだという。バドミントン・マガジン8月号では、欧州バドミントン事情に詳しいラファエル・サシェタ氏が、アントンセンとのインタビューを通じて、彼の人柄や彼が歩んできたキャリア、そのターニングポイントについて寄稿してくれている。

アントンセンのターニングポイントとなった、インドネシアマスターズでの桃田からの勝利、そして世界選手権での敗戦。それらについて語った彼の言葉を読むと、ワールドツアー再開後、アントンセンが桃田にどんなふうに対峙するのか非常に興味が湧いてくる。

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文/バドミントン・マガジン編集部


投稿日:2020/07/26

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