【バド×スピ! 連載〈第19回〉】「スピードで負けないことを意識して取り組んでいきたい」

小学生時代から頭角を現し、全国大会の男子シングルスにおいて“史上初”や“最年少記録”などの偉業を次々と成し遂げる奈良岡功大(浪岡高校3年)。この連載では、そんなスーパー高校生の日常や素顔に迫っていく。連載第19回は、3位入賞を果たした「日本ランキングサーキット」(5月25日~29日)について振り返ってもらった。また、Q&Aのコーナーでは、「目標の立て方」について、読者からの質問に答えていただく。

皆さん、こんにちは!

今年のランキングサーキットは、男子ダブルスはベスト16、男子シングルスは3位という結果でした。男子シングルスは高校1年生のときと同じ順位で、悔しい気持ちもあります。でも今回は、かなり厳しいドローだったので、一戦一戦、しっかり勝っていくことが目標でした。そのなかで、丸尾選手(亮太郎/日立情報通信エンジニアリング)や、B代表の渡邉選手(航貴/日本ユニシス)に勝てたのはよかったです。

2年ぶり2回目となる4入りを果たした奈良岡功大

とくに、準々決勝で渡邉選手に勝てたのはうれしかったです(21-19、21-19のストレート勝ち)。昨年末に出場したアメリカの大会で負けていたので、リベンジしたいと思っていました。相手はロブもヘアピンもめちゃくちゃ上手で、これまでは、そこで崩されることが多かったんです。でも今回は、そこをしっかり耐えながらプレーすることができた。スマッシュを打たれても、しっかり返して次のラリーにつなげられたところもよかったです。長い試合だったので、途中で決め急いでミスをしてしまう場面もありましたが、要所で自分のほうが我慢できたのかなと思います。

ただ、五十嵐選手(優/日本ユニシス)との準決勝は自分のプレーができませんでした(12-21、10-21で敗戦)。予想以上に相手の球のタッチが速く、自分のペースが乱れてしまった。アメリカの大会では勝っていましたが、五十嵐選手は、そのときとは全く違うプレーをしていました。途中、どうにか展開を変えようと、ゆっくりプレーしてみましたが、それで逆にいいショットが入ってきたりして、何もできなくなって…。五十嵐選手がすごく必死に返してきて、引いてしまった部分もあったと思います。

今回は全体的にスピードで押しきられてしまったので、そういう相手にもスピードで負けないことを意識して取り組んでいきたい。あとは、ロブの精度もよくなかったので、もっと高めていきたいです。

次に出場するシニアの国際大会は、『モンゴルインターナショナルチャレンジ』(6月25日~30日/モンゴル・ウランバートル)です。初めの大会で不安もありますが、優勝して、世界ランキングを上げていけるように頑張ります!

※編集部注:6月3日までの『青森県インターハイ予選』と『モンゴルインターナショナルチャレンジ』については、次回の連載に掲載予定

奈良岡功大選手に聞く!
☆なんでもQ&A☆

Q.奈良岡選手は、いままでたくさんの目標を達成してきていると思います。いつもどのように目標を立てて、達成しているのですか? いま、どんな目標を持っていますか?(中学3年生・女子)

A.個人的には、1年ごとに目標を立てていますが、チームでは「目標シート」というものを書いています。そこには、「短期」「中期」「長期」の目標や、最高の目標、最低限の目標などを書いて、それぞれ「達成するためにやらなくてはならないこと」を書きます。細かく目標を設定しているぶん、小さいことからでも達成していけば自信がつきますし、その積み重ねが、大きな目標の達成につながっていく。どうすれば達成できるかを自分で考えて行動することも、達成するためのポイントだと思います。

それに、目標を書き記すことも大事だと感じています。自分の中で目標を見失いそうになったり、現実を知って心が折れそうになったとき、書いてある目標を見直せば、また頑張ろうと思えるので。

今年の高校選抜では3冠という目標を胸に努力を重ね、見事に実現させた

個人的に1年ごとの目標を書くのは、昔からです。2019年の目標は、全日本総合でベスト4以上に入ること。いまのままでは、達成は難しいと感じています。自分にとっては、国際大会で勝って世界ランキングを上げていくことも目標なので、まずはとにかく負けないように、必死に頑張ることがいまの目標です。

★奈良岡功大選手への質問募集!★

送り先…◎Eメール:bad@bbm-japan.com ◎FAX:03-5643-3841◎郵便:〒103-8482(株)ベースボール・マガジン社 バドミントン・マガジン編集部&バド×スピ!編集部「一本集中 Q&A」係まで。さまざまな質問、お待ちしています!

Profile

ならおか・こうだい◎2001年6月30日生まれ、青森県出身。浪岡南小-浪岡中-浪岡高。小学時代は全国小学生大会単3連覇、全国ABC大会単5連覇を達成。中学時代は全国中学校大会単3連覇という前人未踏の記録を打ち立てた。同年9月には、高校2年までが出場する全日本ジュニアで最年少V(16年・17年連覇)。高校に入学後はインターハイのシングルスで2年連続準優勝に輝き、19年3月の高校選抜では連覇と3冠を果たした。そのほかにも、全日本総合本戦出場や17年日本ランキングサーキット単3位、18年大阪国際準優勝など国内外のシニアの舞台でも活躍。18年にはユース五輪で銅メダル、世界ジュニアで銀メダルを獲得した日本のホープ。174㎝69㎏。血液型B。

 

構成/バドミントン・マガジン編集部


投稿日:2019/06/05

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