【グッズ情報】松友美佐紀が愛用するインソール「カスタムバランス」の魅力とは?

松友が2017年から愛用しているというカスタムバランスのインソール
松友が2017年から愛用しているというカスタムバランスのインソール

☆「カスタムバランス」とは?
足の分析からわずか10分で完成するオーダーメイドのインソール!
2016年のリオ五輪において、髙橋礼華とのペアで金メダルを獲得。現在も、世界のトップで戦い続ける松友美佐紀のパフォーマンスを、文字通り足元から支えているのが、オーダーメイドのインソール「カスタムバランス(CustomBalance)」だ。

足は地面と接している唯一の場所で、全体重がかかっている。身体を支える土台として、バランス(=骨などのアライメント)が整っていないと、疲労がたまり、ケガへとつながってしまう可能性がある。カスタムバランスでは、つま先が上がることによって足底筋膜が巻き上げられ、足のアーチが高くなる「ウィンドラス現象」に注目。人間の足にとってバランスがとれた、一番いい状態を支えるインソールを作り上げた。

人の足は、左右同じではなく、大きさや形が微妙に異なる。シューズに付いている既製品のインソールでは、その違いに対応できない。だが、カスタムバランスであれば片足ずつ自分に合ったものを、もっともいい状態で型を取って作ることができる。シューズ本体との一体感も実現されたインソールが、専用機器を使った足の分析から約10分で完成するというから驚きだ。

自分に合ったインソールの使用は、疲労軽減、ケガ予防にもつながる。トップアスリートだけでなく、毎日練習する中学生や高校生をはじめとする、「うまくなりたい」と強く思うすべてのプレーヤーにとって、試してみたいギアの一つだ。

☆松友美佐紀インタビュー「自分の足のような感覚で、思い通りにプレーできています」
そんなカスタムバランスを愛用する松友美佐紀に、使用感やおすすめのポイントなどを聞いた。インタビューは、松友がちょうどインソールを作成する日。作成の様子もあわせて取材させていただいた。

――「カスタムバランス」のインソールを、使いはじめたきっかけは?
松友 ヒザなどいろいろなサポーターを使っていくなかで、試させてもらったのがきっかけ。正式に使い始めたのは、2017年6月です。
――それまでも、インソールは使っていたそうですね。
松友 はい、いくつか使ったことはありますし、自分の足の型を取って、作っていただいたことも何度かあります。でも、足がしんどく感じたことがあって…。合う人にはいいと思うんですが、「作られすぎる」というか、私にはよすぎたのかな(笑)。表現が難しいんですけど、自由がなくなる感じでした。
――カスタムバランスは、それがなかった。
松友 カスタムバランスも自分の型で作りますけど、シューズにもともとある型も残っている感じなんです。カスタムバランスの土台があって、そこに自分の足型を乗せているので、「作られすぎていない」という感覚。“遊び”がありながら、自分の型も入っている。自分にとってちょうどいいです。
――シューズに入れたとき、重さなどは気にならないですか?
松友 軽くてまったく気にならないです。
――使い始めてからの変化はありますか?
松友 一番は、いい意味で気にならないこと。使っている感がなく、気にならないことが一番ですね。あとは、練習や試合が終わったあとに疲れていない。シューズを脱いで立ったときの疲れ具合が違います。
――プレー中に感じるよさはありますか?
松友 自分の足のような感覚で、やりたい動きや、体重を伝えたい感じが実現できて、思い通りにプレーできています。シューズと一緒で、使えば使うほど自分に合ったものになっていきますね。
――あらためて、カスタムバランスをおすすめするポイントは?
松友 プレーする上で、自分に合ったインソールはあったほうがいいと思います。一気にパフォーマンスが上がるとは感じられないかもしれませんが、ストレスがなくなる感覚はあるはずなので。カスタムバランスはスポーツ量販店でも作ってもらえるし、興味があれば試してほしいです。自分がジュニアのときに知っていたら、「試してみたい!」と思っていたでしょうね。

専用の機器に乗り、温めたインソールの上に荷重してインソールを作る
インソール作成の一コマ。専用の機器に乗り、温めたインソールの上に体重をかけて成形する。初めてインソールを作る場合は、この機器で足の分析を行なってから成形に入る
上の写真を別の角度から撮ったもの。指を反らせ、ウィンドラス現象を再現した状態で成形する(右足)
上の写真を別の角度から撮ったもの。つま先を上げて、ウィンドラス現象を再現した状態で「型」をとる(右足)
手前の一組が成形前のもので、奥が成形後。指を反った状態で型をとるのがもっとも理想的だと考えている
手前にあるのが成形前のもので、奥が成形後のもの(完成品)。つま先を上げた状態で「型」をとるのがもっとも理想的だとカスタムバランスは考えている

☆日本シグマックス・池森英俊氏コメント
「若い世代にこそ使っていただきたい」

松友のインソール作成を担当している池森英俊氏(日本シグマックス株式会社)にも話を聞いた。

「人間の足は左右で違いがあるので、高いレベルをめざす選手には、ぜひ試していただきたいです。また、身体のケアについては、なるべく早いうち、中学生、高校生ぐらいから考えたほうがいいと思います。少しお金はかかってしまいますが、しっかりケアすれば、日々の疲労軽減、ケガ予防、パフォーマンスアップにもつながります。

さらにカスタムバランスでは、インソールを作成するときに足の分析をするので、自分の足の状態を知ることができる。『足のアーチが低いから、しっかり鍛えないと』など、練習の目的が明確になるのもプラスです。気になる耐久性は、一般的にはシューズの寿命と同じぐらい。種類もサポート力が強いものや、クッション性が高いものなどいくつかあるので、毎日練習する若い世代にこそ、使っていただきたいです」

「トップ選手だけでなく、中高生にぜひ使っていただきたい」と池森氏はいう
「トップ選手だけでなく、中高生にぜひ使っていただきたい」と池森氏はいう

☆カスタムバランスの商品
・ブルー/ピンク…サポート力と衝撃吸収のバランスがよいスタンダードタイプ(※松友はピンクを使用)
サイズ:ブルー24~29cm/ピンク22~25㎝、価格:8500円+税
ブラック…薄さと軽さを兼ね備えたミドルサポートタイプ
サイズ23~29センチ、価格:8500円+税
グレー…バランスプレートが硬く、最もサポート力が得られる
サイズ23~29センチ、価格:8500円+税
インパクトイエロー…クッション性、サポート力が最も高いタイプ
サイズ23~30センチ、価格:9000円+税

・カスタムバランスのHPはこちら

・松友美佐紀×カスタムバランス 独占インタビュー動画はこちら

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/椛本結城

投稿日:2018/07/25
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