【全日本総合】「コンビネーションで崩せると思っていた」(髙橋)<準決勝コメント-8>

12月2日に開催された第71回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。ここでは、髙橋礼華/松友美佐紀のコメントを紹介しよう。

全日本総合髙橋礼華/松友美佐紀(右)

(日本ユニシス)

結果:勢いのある松本麻佑/永原和可那(北都銀行)に2−1で勝利。

髙橋「今日の相手は、フランスOPで負けている相手。(自分たちが)挑戦する気持ちでいくしかないと考えてコートに入りましたが、1ゲーム目は長身から繰り出されるショットを打たせすぎた部分がありました。いつもなら2ゲーム目でそのままズルズル相手のいいようにアタックされますが、今日はアタックをしっかりレシーブできれば、こっちのコンビネーションで崩すことができると思っていました。だから、2、3ゲーム目は、レシーブから自分たちの攻撃の形に早くもっていくことができたので、それが勝てた要因かなと思います。

(経験の差で優位に立てたかと聞かれ)昨年の総合の準決勝でも、福島/廣田ペアに第3ゲーム途中まで競っていて、16点ぐらいから自分たちがパッと抜け出したことを試合中に思い出しました。(そういう経験もあって)総合では自分たちの方が強いんじゃないかな、と。総合は高校生のときから出ているし、決勝にも6、7回はいっているので、そういう経験は自分たちがいろいろあると思う。相手も確かに勢いはあると思いましたが、焦りが少し見えたりしたので、そこで冷静に攻めていくことができたのなと思います。

明日はどちらがくるかわからないけど(その後に福島/廣田が勝利)、米元/田中ペアにも中国OPで負けていたり、福島/廣田ペアにも勝ったり負けたりしています。どちらにしても相手が向かってくることは間違いないので、しっかり受け止めて、自分らしいプレーができたらなと思います」

松友「昨日も話しましたが、久々に自分のいいリズムだったり、いいプレーだったりができた中で、いろんなことがあっても二人で立て直すこともできたし、楽しんでプレーすることもできたかな思います。(楽しめた要因は)1ゲーム目は相手が気持ちよく攻める展開が多くなってしまったけど、その中で、自分たちよりも身長が高くて力も強い二人を、どのようにすれば崩していけるんだろうな、という考え方でプレーしていました。そういうふうな思考でプレーできたのは本当に久々だったし、そこから相手がしっかり見えるようになった。決勝のは自分たちのやることをしっかりやっていけたら、と思います」

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/井出秀人

投稿日:2017/12/03
■関連キーワード

   

人気記事ランキング

閉じる