【バド×スピ! 連載〈第2回〉】「インターハイでは、来年こそ金メダルを! 強い体をつくっていきたい」

奈良岡功大小学生時代から頭角を現し、全国大会の男子シングルスにおいて“史上初”や“最年少記録”などの偉業を次々と成し遂げる奈良岡功大(浪岡高校1年)。月に一度の連載では、そんなスーパー高校生の日常や素顔に迫っていく。連載第2回は、夏休み中に挑んだアジアジュニアU19選手権(インドネシア・7月22日~25日)と、インターハイ(山形県・7月30日~8月3日)の2大会を振り返ってもらった。また、読者からの質問やお悩みに答える「Q&A」コーナーでは、「焦ってミスをしてしまうときの対処法」を教えていただく。

 

インターハイでは5日間で16試合を戦い抜き、団体とシングルスで準優勝に輝いた奈良岡
インターハイでは5日間で16試合を戦い抜き、団体とシングルスで準優勝に輝いた奈良岡

こんにちは!

浪岡高校の夏休みは22日で終わり、23日から学校が始まりました。今月は、少し前の話になりますが、夏休み中に参加したアジアジュニアと、インターハイの2大会を振り返りたいと思います。

先に開催されたアジアジュニアは、団体戦で銅メダルという結果でした(編集部注:日本はインターハイの開催期間との関係で個人戦には出場せず)。準決勝まで5試合に出場させてもらい、個人的には4勝1敗。その1敗は、韓国との準決勝でした。準々決勝で中国に勝てたのはよかったのですが、同じ日に行なわれた韓国戦では試合中に腰を痛めてしまい、最後まで自分のプレーができませんでした。結局、日本は1-3で敗退。目標のメダル獲得はできましたが、もし自分が勝っていたら日本は勝てたかもしれないと思うと悔しいです。世界ジュニアでリベンジしようと、いまは気持ちを切り替えています。

アジアジュニア後は、すぐにインターハイが始まりました。帰国してからは腰の痛みをなくすことを最優先に、まったく練習をしなかったので、インターハイはぶっつけ本番。少し不安はありましたが、体を休めたことで痛みは少なくなり、団体戦からプレーすることができました。

団体戦は、決勝まで進むことができました。最後は福島のふたば未来学園に2-3で負けてしまいましたが、決勝に上がれたことがよかったと思っています。やっぱり一番大きかったのは、3回戦で埼玉栄(埼玉)に3-2で勝てたこと。前回の優勝校でしたが、みんなが力を発揮できたことが勝ちにつながったと思います。それに、自分の第3単までつなげようと頑張ってくれていたのがわかったので、自分も「負けられない!」という気持ちで戦い、最後に勝つことができました。

団体戦は、プレッシャーがものすごくあります。それだけに、勝つことが難しいと感じますが、みんなが大きな声で必死に応援してくれるので、体がきついなかでも頑張ることができました。優勝をめざしていたなかでの準優勝は悔しい気持ちもあります。でも、みんなで悔いが残らないくらいの試合ができたかなと思っています。

埼玉栄との3回戦で勝利を決めた奈良岡
埼玉栄との3回戦で勝利を決めた奈良岡(右)
チームは青森県勢初の準優勝
浪岡は青森県勢初の準優勝

 

 個人戦は、ダブルス3回戦敗退、シングルス準優勝という結果でした。初めての大会で、これまで経験したことのない連戦のなかシングルスで準優勝できたことはよかったのですが、もう少し頑張れていれば……という思いもあります。ただ、負けそうになっても、最後まであきらめずに相手に食らいついていけたのはよかった部分かなと。一つでも金メダルが欲しかったので、来年こそは金メダルを取りたい。全日本ジュニアや選抜でも挑戦したいです。

 

大会後は、すぐに日本代表の合宿に参加しました。一番きつかったのは、ランニングなどのトレーニング。合宿は7日から16日まであったのですが、毎日が筋肉痛でした……。

2つの大会や合宿を通して強く思ったのは、「強い体になりたい」ということです。ケガをしないとか、風邪をひかないとか、パワーをつけるとか……すべてにおいて、体を強くしたい。強い体があれば、なんでもできると思うんです。なので、そこをしっかり意識しながら、今後も練習を頑張っていきます!

 

奈良岡功大選手に聞く!
☆なんでもQ&A☆

 

 Q.僕は試合中、焦って自滅してしまうことがよくあります。奈良岡選手は、焦ったり、相手にリードされたとき、どんなことを心がけていますか?(中学1年生・男)
A. 僕の場合、相手にリードされたりしても、焦ることがあまりないんです。焦らないようにしている…というほうが正しいでしょうか。焦ってしまうと、攻め急いでミスをしたり、カウンターを食らうことがよくあると思います。なので、一度自分の得意なショットで時間をつくり、自分の体勢を整えてから攻撃に転じるようにしていますね。いい体勢でプレーできれば、自然と自分の感覚が戻り、自分のリズムでプレーできるので、まずはそこを意識するといいと思います。
あとは、たとえ1ゲーム目を取られても「2ゲーム目を取ればいい」と思ったり、ファイナルになっても、「そこで勝てばいい」と考えるようにしています。そういうふうに気持ちを切り替えることも、焦らないためには大切です。
 

★奈良岡功大選手への質問募集!★

送り先…◎Eメール:bad@bbm-japan.com ◎FAX:03-5643-3841◎郵便:〒103-8482(株)ベースボール・マガジン社 バドミントン・マガジン編集部&バド×スピ!編集部「一本集中 Q&A」係まで。さまざまな質問お待ちしています!

~Profile~
奈良岡功大◎ならおか・こうだい 2001年6月30日生まれ、青森県出身。浪岡南小-浪岡中。小学時代は全国小学生大会単3連覇、全国ABC大会単5連覇を達成。中学時代は全国中学校大会単3連覇という前人未踏の記録を打ち立てた。同年9月には、高校2年までが出場する全日本ジュニアで最年少V。今年のインターハイでは1年生ながら単で準優勝を果たした。そのほかにも、全日本総合本戦出場や日本ランキングサーキット単3位など、シニアの舞台でも存在感を放つ日本のホープ。日本B代表。173㎝67㎏。血液型B。

構成/バドミントン・マガジン編集部


投稿日:2017/08/29
■関連キーワード

         

人気記事ランキング